シラバス情報

授業科目名
IFRS会計
(英語名)
IFRS Essentials
科目区分
発展科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCAMS5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度後期
(Fall semester)
担当教員
陰地 弘和
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
授業終了後、教室にて
連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
[講義目的] IFRS(英語)原文に親しむことにより、その基礎力を養うことは重要である。すでにおおくの翻訳・解説本が出版されているが、紙面数の制約から原文訳が一部省略され、あるいは直訳された結果、的確な理解が困難となる場合がある。また、新基準の開発時には、原文翻訳にに通常日数を要するため、適時に必要な最新情報が入手できない困難もある。このような困難を克服するための基礎力を養うためIFRSの原文にできる限り触れるとともに各基準の概要を解説する。
[到達目標] (1)本講義では可能な限り原文や専門用語に慣れ親しむことを主たる目標とする。(2)この講義を受講することで、受講生が今後の実務におけるIFRS使用時の基礎力を養い、さらに自身で英文IFRS関連の最新情報を入手する等して見識を広めることができるようなレベルに到達することを目標とする。


授業のサブタイトル・キーワード
キーワード :IFRS
講義内容・授業計画
[講義内容] 本講義では、IFRSの各基準の概要を解説したうえで、IASBのホームページから入手した基準の英文の原文を使用する等してさらに詳細な内容を解説する。また、原則として講義終了後の翌週に前回講義の確認テスト及びテストの解説を実施する。
[授業計画]
第1回:IFRSとは「IASBの組織、ガバナンス、デュープロセス、概念フレームワークなど」
第2回:IAS1号「財務諸表の表示」
第3回:IFRS8号「事業セグメント」、IAS10号「後発事象」
第4回:IAS8号「会計方針、会計上の見積りの変更及び誤謬」
第5回:IAS16号「有形固定資産」
第6回:IAS38号「無形資産」
第7回:IAS36号「資産の減損」
第8回:IAS12号「法人所得税」
第9回:IAS37号「引当金、偶発負債及び偶発資産」
第10回:IAS19号「従業員給付」
第11回:IFRS9号「金融商品」、IAS32号「金融商品ー表示」、IFRS7号「金融商品ー開示」
第12回:IFRS15号「顧客との契約から生じる収益」
第13回:IFRS3号「企業結合」
第14号:IFRS5号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」
第15回:IFRS6号「リース」
定期試験
教科書
毎回講義資料を配布する予定。またIASBの無料会員登録により、無料で入手できる2025年1月1日現在のIAS/IFRS英文原文等を使用。
参考文献
2024年又は2025年版の「IFRS基準注釈付きpart A〜C」中央経済社
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
[予習] 授業に際して事前に指定したIFRS・IASの基準原文に目を通しておく(30h)。
[復習] 毎回、実施する前回講義の確認テストの結果を復習し、また講義資料の該当部分を読み直しすことで各基準の理解を深める(30h)。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
[成績評価の基準] 講義目的・到達目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。
[成績評価の方法] 毎回実施する前回講義の確認テスト30%、定期試験70%とし、積極的な発言など授業への取り組みを含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
確認テストは次回の授業で解説し、結果をフィードバックする。また、定期試験は出題意図を公表する。
履修上の注意・履修要件
英文に拒否感を抱く方には勧められない。IASBの無料会員登録が必須であり、講義対象として毎回指定されるIFRS/IASの基準書の英文の原文を持参すること。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。