![]() 教員名 : 藤本 秀俊
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授業科目名
財務会計
(英語名)
Financial Accounting
科目区分
ー
基本科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCMMS5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度前期
担当教員
藤本 秀俊、秋山 秀一
所属
社会科学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
メール、ユニバーサルパスポートを通じて予約
連絡先
メールアドレス
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
1◎
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】
本講義は、組織目的の達成を図るため財務状況を的確に評価し、問題点を抽出することを通して、財務諸表等から見出される経営課題を解決する方策及び経営計画を提案できるスキルを修得する。 【到達目標】 1.現状の財務状況を的確に評価したうえで、経営課題抽出のための財務分析のスキルを修得していること。 2.財務分析の結果、抽出された課題を解決するための具体的な改善提案を策定するスキルを修得していること。 3.経営戦略を具体化するための経営計画を策定できるスキルを修得していること。 授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:財務三表、財務分析、利益管理、資金管理、企業価値、経営計画
講義内容・授業計画
【講義内容】
財務分析、評価については単純な数字の算出のみではなくその意味をグループ討議で考えること。事例を使って経営戦略に於ける財務分析・評価の立ち位置と経営課題解決の具体策を考える。後半は経営戦略を具体化する経営計画の策定について学ぶ。 【授業計画】 Ⅰ 財務分析の進め方 坂田敬三(1-2回)、芳田京美(3-10回)、藤本秀俊(11-12回) 1.財務会計の基礎的知識 企業経営と財務三表の関係性、財務諸表の位置づけを講義する。 2.財務会計の考え方 簿記知識と利益・現金の違い、倒産の理解等を演習・討議する。 3.財務諸表分析Ⅰ(貸借対照表分析) 貸借対照表の本質と構造 資産と負債と純資産と勘定科目について講義する。 4.財務諸表分析Ⅱ(損益計算書分析) 損益計算書の本質と構造 5つの利益と勘定科目について講義する。 5.経営指標分析(総合分析) 収益性、安全性、生産性、成長性の分析と改善計画を講義する。 6.資金管理 (キャッシュフロー計算書設備資金運転資金) 営業、投資、財務各CFの理解 CF計算書の作成 設備資金運転資金について講義する。 7.利益管理Ⅰ(損益分岐点分析の基礎 作成) 利益管理とコスト管理 変動費と固定費について講義する。 8.利益管理Ⅱ(損益分岐点分析の分析) 損益分岐点分析と利益向上策について講義する。 9.投資判断と現在価値会計①(設備投資の経済性計算) 事業投資の本質 NPV法による投資判断 資本コストについて講義する。 10.投資判断と現在価値会計②(DCF法と企業価値算出) 有期現在価値と永続現在価値 WACCについて講義する。 11.財務改善案の作成 経営者・経営幹部に求められる計数知識と計数管理について講義する。 12.財務改善案の作成演習 財務諸表の実例を使った経営分析と改善案について討議する。 Ⅱ 経営計画の策定 津賀弘光(13-16回) 13.中小企業が策定する経営計画の概要 中期利益計画策定のためのB/S,P/Lに関する基礎知識を習得 14.中期利益計画策定演習 管理会計やファイナンスの基礎的問題による確認演習 15. B/S,P/Lをベースにした資金計画の概要 CF計算書、資金繰表作成のための基礎知識を習得 16. CF計算書、資金繰表の策定演習 中期利益計画からCF計算書へ、月次資金繰り計画への展開演習 生成系AIの使用について 課題の作成において、生成AIの利用は認めない。 教科書
参考文献をベースにした資料を配付する。
参考文献
授業中にその都度指示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示する資料の該当部分を事前に読み、設問を解く(30h)。
【復習】資料の該当部分を読み直し、設例の解答を確認する(30h)。 アクティブ・ラーニングの内容
個人課題をもとに、受講者同士のディスカッションを行います。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・到達目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。 【成績評価の方法】 出席を前提に、授業への取り組み(20%)、討議に於ける内容(30%)、定期試験(50%)により評価する。 課題・試験結果の開示方法
課題は原則として次回の授業で解説し、定期試験は履修者の求めに応じて適宜行う。
履修上の注意・履修要件
本科目は中小企業診断士登録養成課程の履修者を対象とする。
実践的教育
該当しない
備考
比率分析・損益分岐点分析・キャッシュフロー計算書の作成及びその分析による現状把握のまとめは、個人の事前課題とする。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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