![]() 教員名 : 井上 清美
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授業科目名
コンサルティングスキル
(英語名)
Consulting Skills
科目区分
ー
基本科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCMMS5MCA3
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2025年度前期
(Spring semester)
担当教員
井上 清美、塔筋 幸造
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
ユニバーサルパスポートのクラスプロファイルにより問い合わせること
連絡先
初回授業で連絡する。
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
1◎
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】
経営コンサルタントとして、クライアントの長期的な発展と経営者・社員の持続的な成長をサポートすることができるコーチング的コミュニケーション能力(インタビュースキル)と指導力・提案力(プレゼンテーションスキル)を習得し、また中小企業を対象としたコンサルティングプロセスをマネジメントし、企業の自律化を支援するためのプロセスについて学ぶ。 【到達目標】 1.クライアントの経営目標達成に向けて、経営者・社員と信頼関係を構築し、相手の思考と意欲を引き出し、主体的行動(行動変容)を促しつつ、適格なアドバイスと指導ができるコミュニケーションスキルを習得すること。 2.中小企業診断士としてのコンサルティングプロセス、クライアント企業の自律化を支援するためのプロフェッショナリズムを修得すること。 授業のサブタイトル・キーワード
対話型コンサルティング、思考と意欲を引き出す質問力、気づきの提供
講義内容・授業計画
【授業内容】
この講義では、コンサルタントに求められるコミュニケーションスキル、コンサルティングプロセスについて、講義やグループワーク、討議、発表を通じて学ぶ。 【授業計画】 Ⅰ コンサルタントのコミュニケーションスキル 担当:井上清美 1.コンサルタントのコミュニケーションスキル 「インタビュースキル」と「プレゼンテーションスキル」についてコーチング的コミュニケーション論の視点から講義する。 2.信頼関係を構築する リスニング(傾聴)&アクノリッジメント(承認)について、コーチング的コミュニケーション論の視点から講述する。 3.思考と意欲を引き出す クライアントの潜在的な思いを引き出し、思考を整理しながら意欲を向上させる基本スキルとして、アスキング(質問力)について講義と対話演習で実践力を指導する。 4.主体的行動(行動変容)を促す クライアントの主体的行動および行動変容を促す基本スキルとして、フィードバックとアドバイスを講義と対話演習で実践力を指導する。 5.プレゼンテーション理論 信頼性・共感性・論理性の高いプレゼンテーションを展開することで、適格な提案やアドバイスを実現するポイントを解説する。 6.実演のためのワーク プレゼンテーション実演の準備として、1〜4で習得したスキルを活用した対話演習により、思考を深める体験の機会を提供する。 7.プレゼンテーション実演 6の実演のためのワークを通して準備した資料をもとに、各7分間のプレゼンテーション実演を行う。 8.評価とまとめ プレゼンテーションへのフィードバックと感想の共有を行う。 Ⅱ コンサルティングプロセス 担当:塔筋幸造 9.信頼関係の構築 コンサルティングプロセスを理解し、経営者との信頼関係の構築方法について、実践事例をもとに講義する。 10.信頼性の構築についての演習 信頼関係の構築についてグループ演習と討議をする。 11.自律性の確保 クライアントの自立化に向け,経営主体への関与について実践事例をもとに講義する。 12.自律性の確保についての演習 自律性の確保についてグループ演習と討議をする。 13.組織化の重要性 組織全体の情報を的確に把握し、継続支援につなげるためのコミュニケーション方法について実践事例をもとに講義する。 14.組織の情報伝達・共有についての演習 組織内のコミュニケーションについてグループ演習と討議をする。 15.継続支援 伴走支援を行うために求められるプロセスのマネジメントについて、実践事例をもとに講義する 16.継続支援についての演習 継続支援についてのグループ演習と討議をする。 生成系AIの使用について 課題(プレゼンテーション、レポート)の作成において、生成AIの利用は認めない。 教科書
講義で必要となる資料はその都度配付する
参考文献
コーチ・エィ・鈴木義幸(2019)『新版 コーチングの基本』日本実業出版社。
スチュアート・リード他(2018)エフェクチュアル・アントレプレナーシップ』ナカニシヤ出版。 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示する資料の該当部分を事前に読み、設問を解く(30h)。
【復習】資料の該当部分を読み直し、設例の解答を確認する(30h)。 アクティブ・ラーニングの内容
グループワーク演習、討議、プレゼンテーション実演を行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・到達目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。 【成績評価の方法】 ワークやディスカッションの参加態度および発言内容(30%)、プレゼンテーションの内容および技術(30%)、レポート(40%)により評価する。 課題・試験結果の開示方法
課題は次回の授業で全体的なフィードバックを行い、レポートは学生の求めに応じて適宜行う。
履修上の注意・履修要件
本科目は中小企業診断士登録養成課程の履修者を対象とする。
実践的教育
該当しない。
備考
本科目は「コンサルタントの思考法」を踏まえた内容となる。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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