![]() 教員名 : 顯谷 敏也
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授業科目名
生産イノベーション
(英語名)
Production Innovation
科目区分
ー
発展科目
対象学生
社会科学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
KCMMS5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度後期
(Spring semester)
担当教員
顯谷 敏也
所属
社会科学研究科経営専門職専攻
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
適宜、教員研究室にて(要予約)
連絡先
ユニバーサルパスポートのクラスプロファイルにより問い合わせること
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
2◎
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
【講義目的】
生産マネジメントに関する問題を発見し、またその問題解決の方向性について、的確な指導・援助・アドバイスができる技能を修得する。 【到達目標】 1.生産マネジメントの基礎理論、生産戦略の基本フレームについて理解し、説明できる。 2.トヨタ生産システムやTOC(制約条件の理論)などを理解するとともに、生産改善のための各種概念・定石を説明できる。 3.生産マネジメント上の問題解決を図るための指導・支援・アドバイスが できる。 授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:生産戦略、製造システム、管理システム
講義内容・授業計画
【講義内容】
生産マネジメントにおける様々な理論および手法を解説し、必要に応じ演習を行う。中間レポートはグループ研究とし、学んだ理論に基づき、対象企業の分析を実施・報告する。 【授業計画】 Ⅰ 生産戦略の考え方 1.競争力とシステム 競争力とは何か?システムとは何か?開発システムと生産システムに関わる生産 戦略について事例討議する。 2.生産戦略と開発マネジメント 戦略策定のための基本フレームを理解し、イノベーションのジレンマや EMS戦略 について事例討議する。 3.需要予測とサプライチェーンマネジメント 需要予測の手法、移動平均法、指数平滑法、統計的手法の導入、サプライチェー ンの考え方について講義する。 4.需要予測とサプライチェーンマネジメントについての演習 サプライチェーンについて抗議するとともに、ブルウィップ効果発生のしくみとその対策について演習を通じ学ぶ。 5.3, 4の討議と発表 需要予測とサプライチェーンマネジメントにかかる討議とその結果を発表する。 Ⅱ 製造システムの管理・改善 6.ジャストインタイムと物流システム/工場レイアウト ジャストインタイムの手法、ミルクラン、VMI やシステム・レイアウト・プランニングに ついて講義する。 7.生産計画の立て方とスケジューリング 生産計画の考え方を習得するため、期間別計画(第日程、中日程、小日程)、手順 計画と工数計画、ジョンソン法などのスケジューリング手法について講義する。 8.在庫管理の考え方とリードタイム短縮 ABC 分析と不動在庫の対応、発注方式と経済的発注量、デカップリングポイント と安全在庫の考え方について事例討議する。 9.生産性向上と作業改善、トヨタ生産方式と能率管理 生産性とロス体系、ムリ・ムダ・ムラの関係、ジャストインタイムとかんばんのメカニズムについて事例討議する。 10.8,9の討議と発表 生産にかかる全体最適化について討議結果を発表する。 Ⅲ 管理システムの管理・改善 11.TOC(制約条件の理論) 制約理論、待ち行列理論、ドラム・バッファ・ロープについて講義する。 12.TOCについての演習 ボトルネック(フローショップ型、ジョブショップ型)について事例討議する。 13.品質マネジメントの基本 品質管理における管理指標、方針管理と日常管理(TQC)、小集団活動(QCサー クル)、5M+1E、ヒューマンエラーの対策について講義する。 14.統計的品質管理、生産形態毎の管理・改善と原価管理 平均とバラツキ、分散と標準偏差、3シグマ管理と工程能力指数、QC7つ道具と管理図について講義する。 15.13,14の討議と発表 品質管理手法に関する事例討議し発表する。 16.評価(到達度の確認)、振返り 発表と振返り、講評。 生成系AIの使用について 課題の作成において、生成AIの利用は認めない。 教科書
講義で必要となる資料はその都度配付する
参考文献
生産マネジメント(I)・(Ⅱ)、藤本隆宏、日本経済新聞、2001
トヨタ生産方式、大野耐一、ダイヤモンド社、2009 ザ・ゴール、エリヤフ・ゴールドラット、ダイヤモンド社、2001 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト(またはレジュメ)の該当部分を事前に読み、設問を解く(30h)。
【復習】テキストの該当部分を読み直し、設例の解答を確認する(30h)。 アクティブ・ラーニングの内容
グループワークを取り入れる、学生同士のディスカッションを行う
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・到達目標の到達度に基づき、社会科学研究科規程に従い成績評価の上、単位を付与する。 【成績評価の方法】 平常点(出席点、課題レポート、ディスカッションへの貢献:30%、グループ発表レポート:20%)と期末試験(50%)とする。 課題・試験結果の開示方法
課題は、原則として、次の授業で解説する。定期試験は学生の求めに応じて適宜行う。
履修上の注意・履修要件
本科目は中小企業診断士登録養成課程の履修者を対象とする。
授業中に指示した宿題や事前・事後学習はもとより、「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等の該当箇所などについて、十分な予習・復習をして講義に出席すること。 実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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