シラバス情報

授業科目名
慢性治療看護演習Ⅰ
(英語名)
Clinical Assessment and CareⅠin Chronic Conditions Nursing
科目区分
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA7
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2025年度前期
担当教員
片岡 千明、森 菊子
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
木曜日・教員研究室
連絡先
クラスプロファイルにより問い合わせること

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
6◎/2〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
慢性病者の包括的アセスメントに必要となる知識・技術を学ぶとともに、生活、治療を支援するための支援技術を学ぶ。
【到達目標】
1. 慢性病者の包括的アセスメントの視点について理解するとともに、アセスメントすることができる。
2. 臨床判断のプロセスを説明できる。
3. 看護相談に必要な相談技術を用いることができる。
4. ライフストーリー法の技術を学ぶとともに、看護実践への適用について説明できる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:病いの体験の理解、包括的アセスメント、臨床判断
講義内容・授業計画
【講義内容】
・ 関心領域の慢性疾患における診断、検査、薬物療法の知識を調べ、包括的アセスメントに必要な知識・技術を深める。また、慢性疾患看護専門看護師の臨床判断のプロセスから、包括的アセスメントの視点、支援の導き方を学ぶ。
・ 看護相談に参加し、下肢血流障害の看護ヘルスアセスメント、下肢血流障害に対するフットケア技術、看護相談技術を習得する。
・ 慢性病者に対してライフストーリー法の実施、ライフストーリーの解釈を行い、慢性病者の体験を理解する技術を習得する。
【講義計画】
当授業は実践的教育に該当する。
1回:実践事例を振り返りながら、包括的アセスメントに必要な知識・技術について討議する。(森菊子・片岡千明)
2〜5回:支援技術としてのライフストーリー法について学ぶ。(テキスト)(片岡千明)
6〜8回:包括的アセスメントに必要な知識として心疾患、呼吸器疾患、糖尿病、腎疾患など関心領域の慢性疾患の診断に必要な検査と判断について、根拠に基づいて学ぶ。(森菊子)
9〜11回:包括的アセスメントに必要な知識として、心疾患、呼吸器疾患、糖尿病、腎疾患など関心領域の慢性疾患の薬物療法について学ぶ。(森菊子)
12〜13回:臨床判断に必要な検査と判断、薬物療法の知識を適用し、包括的アセスメントに基づいた支援を導く過程を学ぶ。(片岡千明)
14〜15回:下肢血流障害の看護ヘルスアセスメントと下肢血流障害に対するフットケアについて学ぶ。(片岡千明)
16〜17回:下肢血流障害の看護ヘルスアセスメント、下肢血流障害に対するフットケア技術について演習を通して習得する。(片岡千明)
18〜21回:専門まちの保健室「看護師による生活習慣病と足の相談」に参画し、下肢血流障害の看護ヘルスアセスメント、下肢血流障害に対するフットケアを実施する。また、看護相談に必要な技術を学ぶ。(片岡千明)
22〜25回:フィールドに出て、慢性病者に対してライフストーリー法を実践する。
26〜28回:得られたライフストーリーを解釈することを通して、対象者を理解するという支援技術を学ぶ。(片岡千明)
29〜30回:解釈したライフストーリーから慢性病者をアセスメントし、看護援助を導く方法を理解する。また、ライフストーリー法の実践への適用について検討する。(片岡千明・森菊子)

・この授業においては生成系AIの利用は予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。
・当該授業科目は「面接授業科目」である。
教科書
・ 桜井厚:インタビューの社会学 ライフストーリーの聞き方、せりか書房、2002
参考文献
・蘭由岐子:「病いの経験」を聞き取る[新版]——ハンセン病者のライフヒストリー 文庫 、生活書院、 2017

その他適時提示由岐子
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安

【予習】各回の課題に基づき、プレゼンテーションの準備を行う。テキストが提示されている箇所については事前に読む。また、講義に関連する内容について事前に知識を確認する。
【復習】講義内容の理解を深め定着させるために資料を読み直す。

各授業ごとに1時間程度の予習・復習を行う。
アクティブ・ラーニングの内容
・学生によるプレゼンテーションおよび教員による講義をもとにディスカッションを行う。
・下肢血流障害の看護ヘルスアセスメントとフットケア、ライフヒストリー法においては学生が実際にフィールドにて実践を行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
・ 包括的アセスメントについて理解し、アセスメント力が習得できた者に単位を授与する。また、治療、生活を支援するための支援技術、ライフストーリー法を用いた慢性病者の理解ができた者に単位を授与する。
・講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
プレゼンテーション(30%)、ディスカッション(20%)、レポート(50%)を基準として、受講態度を含め総合的に評価する。


課題・試験結果の開示方法
プレゼンテーションや演習に関しては講義の中でフィードバックを行う。
レポートはそれぞれにコメントを付して返す。
履修上の注意・履修要件
・授業に関する連絡をすることがあるのでユニバーサルパスポートの掲示や連絡に注意する。
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実践的教育
慢性病者への看護実践経験のある教員、慢性疾患看護専門看護師である教員が演習を担当するため該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。