特別課題演習（老年看護学）

授業科目名

特別課題演習（老年看護学）

(英語名)

Clinical Assessment of Older Adult

科目区分

ー

領域別専門科目

対象学生

看護学研究科

学年

学年指定なし

ﾅﾝﾊﾞﾘﾝｸﾞｺｰﾄﾞ

ANNMN6MCA3

単位数

2.0単位

ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の？から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。

授業の形態

演習 (Seminar)

開講時期

2025年度後期

担当教員

高見美保

所属

看護学研究科

授業での使用言語

日本語

関連するＳＤＧｓ目標

目標3

ｵﾌｨｽｱﾜｰ・場所

随時アポイントメントを取ること。高見（8F）研究室で対応する。

連絡先

高見美保：miho_takami@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標

二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。

学部DP

ー

研究科DP

1◎／2◎／7〇

全学DP

ー

教職課程の学修目標

ー

講義目的・到達目標

【講義目的】
老人看護実践演習のフィールドワークで直面した老人看護の課題について文献検討や事例検討を行い，看護実践の質を向上させるための臨床上の研究課題を見出し，研究を推進する方法を学ぶ。
【到達目標】
1．自身の興味・関心のある看護現象を研究課題として述べることができる。
2．上記で述べた研究課題を明らかにしていくための方法を説明することができる。

授業のサブタイトル・キーワード

キーワード：課題探究，エビデンス

講義内容・授業計画

本授業は実践的教育に該当する。
【講義・演習内容】
1-8回：フィールドワークでの課題探求（関心領域の看護事象を検討しうるフィールドにおける調査，講義，学生作成の資料に対するディスカッション）
1) 老人看護の困難事例とその背景（医療の状況、生活環境）を分析し，老人看護が直面している現実的な課題を抽出する（課題は，臨床上で起きている問題を解決・改善することに焦点を当てる）。
9-14：文献検討（講義，学生作成の資料に対するディスカッション）
1) 抽出した課題に関連する国内外の文献について抄読会を行い，文献レビューを通して当該領域で検証された介入のためのエビデンスを整理する。
15-20回：実践研究の企画
1) 演習で取り上げた事例の課題を解決・改善するために有用と考えられる介入方法について検討し，臨床上の成果を明示していくための実践研究を企画する。
21-30：実践研究企画発表とまとめ
1) 21-25回：企画した実践研究を発表し，臨床や地域で活動する実践家を交えてその研究の有用性や発展性について討議する。
2)26-30 回：上記内容について，本看護研究科・老人看護領域の修了生と大学院生で構成されている老人看護研究会で発表し，修了生の活動フィールドでの応用可能性を検討する。

＊当授業はフィールドワークを含む面接授業科目である。
＊生成AIをレポート作成で用いることは禁止するが，授業トピックに関する事前学習・事後学習に利用することを許可する。ただし，生成 AI が生成する情報には誤りが含まれていることを十分理解し，テキストや参考図書，その他の文献と照らし合わせながら利用すること。
＊生成AIの出力した内容をそのままレポートとして提出したことが判明した場合は，単位を認定しない，または単位認定を取り消すことがある。

教科書

適宜、提示します。

参考文献

適宜、提示します。

事前・事後学習（予習・復習）の内容・時間の目安

【事前学習】フィールドワークや実習事例を整理し，老人看護実践における課題が生じる背景を理解する。その上で，関連する文献や資料を検索し，プレゼンテーション資料を作成する（各回，2〜3h程度）。
【事後学習】講義内でのプレゼンテーションでのディスカッション内容と，そこで指導教員から指摘された課題抽出，問題点整理について再度考察し，実践研究の発表企画立案を進める（各回，2〜3h程度）。
＊事前学習，事後学習は反復的に行い，講義・演習内容の理解を深めることを期待する。

アクティブ・ラーニングの内容

・各講義回において，テーマに即したプレゼンテーションと討議を行うことで，学生は自身の感がや意見を建設的に構築することができる。また，資料としてまとめて発表することで，論理的思考と説明力を培える。

成績評価の基準・方法

成績評価の基準
老人看護実践演習のフィールドワークで直面した老人看護の課題，看護実践の質を向上させるための臨床上の研究課題を学べた者に対し，演習目的・到達目標に記載する能力（知識・技能，思考力，判断力，表現力等）の到達度に応じて，S（90点以上），A（80点以上），B（70点以上），C（60点以上）による成績評価のうえ，単位を付与する。
成績評価の方法
【成績評価の方法】
提出資料（40%），課題レポート（30％），企画案（30％）を基準として，受講態度（積極的な質問等）を含めて総合的に評価する。

課題・試験結果の開示方法

・提出資料や課題レポート，企画案に対して講義内で講評を返す。また，ディスカッション内容についても討議を深めて理解度を確認し，到達目標の達成状況に対するレベル評価を返すとともに，必要なフォローアップを行う。

履修上の注意・履修要件

学生の進捗状況に合わせ、指導は個別またはグループ形式で行う。指導日については、適宜調整する可能性がある。

実践的教育

臨床や地域社会での老人看護実践の経験があり、老人看護領域の研究や高度老人看護実習の指導を担当かつ、老人看護の学問体系を教授できる教員が講義、討議を担当することから，実践的教育に該当する。

備考

【学生と教員の双方向のやり取りについて】
当授業は，毎回の講義内でのプレゼンテーションや討議において目標到達度の確認を行い，そのレベル評価について教員からフィードバックを行う。また，必用に応じて個人指導の機会を追加し，達成度に関するフォローアップを行う。

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。

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