シラバス情報

授業科目名
学校における保健と安全
(英語名)
Health and Safety in Schools
科目区分
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
2年
ナンバリングコード
ANNMN6MCA7
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2025年度前期
担当教員
池田 雅則
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標4/目標17
オフィスアワー・場所
随時(要アポイントメント)
連絡先
masanori_ikeda@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
4◎/1〇/5〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
児童生徒や教師にかかわる事件や事故報告書や特別講師からの講話を通して、事故や事件に対して学校関係者がとるべき姿勢、価値観、およびそれらに根ざした児童生徒、保護者、社会に対する誠意ある対応の在り方について考える。また、受講者がこれまで取り組んできた保健指導についての実践を共有し、養護教諭としての保健指導の在り方について振り返り洗練させる。
【到達目標】
1.養護教諭として学校の安全維持にいかに関与するかについて認識したことを説明することができる。
2.受講者自身の保健指導について振り返り、洗練して、説明することができる。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:児童生徒の安全な生活に向けて
キーワード:学校安全、学校保健

講義内容・授業計画
【講義内容】
前半では、学校の安全維持にいかに養護教諭として関与するかについて認識を深める。後半では、受講生の保健指導を振り返る。

【授業計画】
第1回:ガイダンス
第2回:学校事件、事故に関する報告書の見方
第3回:学校事件報告書の検討(いじめ)
第4回:学校事件報告書の検討(指導による自傷・自死)
第5回:学校事故報告書の検討(アナフィラキシーショック)
第6回:学校事故報告書の検討(重大な学校事故事案)
第7回:虐待事案に関する報告書の検討
第8回:教員の労働問題
第9回:関連学会への参加
第10回:関連学会への参加の振り返り
第11回:取り組んできた保健指導や保健学習についての実践の共有
第12回:取り組んできた保健指導や保健学習の精錬
第13回:学校行事における養護教諭の学校保健への関わり
第14回:委員会活動における養護教諭の学校保健への関わり
第15回:学校における保健と安全を推進するための課題の精錬

社会人学生への配慮として、オンライン授業(ハイフレックス)を実施する回を設ける可能性がある。

【PCの使用】
オンライン授業で使用する。

【生成系AIの使用】
レポート作成において、教員が認める限られた範囲において生成系AIの使用を認める。教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は、従来からの剽窃・コピーアンドペーストと同様に不正行為とみなし、単位を認定しない。

教科書
各種報告書類(初回ガイダンスにて説明する)
参考文献
文部科学省『学校安全資料 「生きる力」をはぐくむ学校での安全教育(改訂2版)』2019。
各種、学校安全にかかわる資料
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
事前・事後学習に20時間程度を要する。
学会への参加と振り返りに15時間程度を要する。
プレゼンテーション資料の作成に10時間程度を要する。

アクティブ・ラーニングの内容
資料を読み込み解釈し、自身の実践を振り返る機会を設ける。
プレゼンテーションの機会を設ける。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
1.養護教諭として学校の安全維持にいかに関与するかについて認識したことを説明することができる。
2.受講者自身の保健指導について振り返り、洗練して、説明することができる。
上記への到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
議論への参加(30%)、資料の読み取り(30%)、レポートとプレゼンテーション(40%)
課題・試験結果の開示方法
授業中の議論やプレゼンテーション、資料理解については授業中にフィードバックする。
レポートについては、ユニバーサルパスポートにおいてフィードバックする。
履修上の注意・履修要件
養護教諭専修免許状取得のための科目である。
学会参加に関わる費用は、自弁とする。
実践的教育
該当しない。
備考
担当教員は、学校事件において第三者委員会に参加した経験を有する。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。