シラバス情報

授業科目名
老人看護学演習
(英語名)
Gerontological Nursing Method
科目区分
専門領域科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNDN7MCA7
単位数
4.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義・演習 (Lecture/Seminar)
開講時期
2025年度後期
担当教員
高見 美保
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
随時アポイントメントを取ること。8階・高見美保研究室で対応する。
連絡先
miho_takami@cnas.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/4◎/3〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 老人看護領域において自身が関心を持つ看護現象から研究課題を焦点化し,その研究課題を探求するために必要な研究方法やデータ収集及び分析方法,科学的探究に求められる研究倫理について学ぶ。
【到達目標】
  1. 自身が関心を持つ看護現象,研究課題から一貫した研究方法を見出すことができる。
  2. 研究方法に即したデータ収集と分析方法を選定し,実施に向けて必要となる研究技法と倫理的姿勢を修得することができる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:看護現象,科学的探究
講義内容・授業計画
当事業は実践的教育に該当する。
【講義内容】
老人看護学領域において,自身の研究課題を探求するための研究方法やデータ収集及び分析方法を検討するとともに,必要となる研究技法を習得し,研究計画を立案する。講義(学生の関心テーマにおける研究/実践のトピックと研究手法)+演習(文献検討および研究計画書の作成)で構成する。
【授業計画】
1-6回:老人看護学領域における自身の研究課題を,国内外の先行研究や調査資料等から系統的な文献レビューを行い,焦点化する。(講義+ディスカッション)
7-12回:老人看護学領域に関連した研究論文や調査・統計資料で用いられている研究デザイン,研究方法を批判的思考を基に検討し,自身の研究課題に必要な科学的探究方法を検討する。(講義+ディスカッション)
13-18回:研究課題の探求に適した研究フィールドを選定した上で,関連する主題に対するフィールドワークや調査を行い,研究課題の妥当性と研究手法を見出す。(講義+フィールドワーク演習)
19-24回:研究課題に関連した概念分析を行い,学生の研究課題に関連する概念モデル,看護理論について考察を行った上で,研究課題を明らかにするためのデータ収集方法や信頼性・妥当性を高める研究技法を検討する。(講義+ディスカッション)
25-30回:自身の研究課題を探求し得る研究計画を立案し,研究を実施する上で求められる研究者の姿勢と倫理的配慮についてゼミにて確認する。(講義+学生による研究計画案の発表)

*当授業は面接授業科目である。
*生成AIをレポートや研究計画書,論文作成で用いることは禁止するが,授業トピックに関する事前学習・事後学習に利用することを許可する。ただし、生成 AI が生成する情報には誤りが含まれていることを 十分理解し,テキストや参考図書,その他の文献と照らし合わせながら利用すること。
*生成AIの出力した内容をそのままレポートとして提出したことが判明した場合は,単位を認定しない,または単位認定を取り消すことがある。

教科書
適宜提示する。
参考文献
・Research in Gerontological Nursing, SLACK Incorporated.
・Polit & beck's Nursing Research, Generating and Assessing Evidence for Nursing practice 12th, Jane Flanagan, Cheryl Tatano Beck, Wolters kluwer.
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【事前学習】研究論文,調査資料,フィールドワークから研究課題が生じる背景を理解する。その上で,再度文献や資料を検索し,プレゼンテーション資料を作成する(各回,2〜3h程度)。
【事後学習】講義内でのプレゼンテーションでのディスカッション内容と,そこで指導教員から指摘された課題抽出,問題点整理について再度考察し,研究計画立案を進める(各回,2〜3h程度)。
*事前学習,事後学習は反復的に行い,講義・演習内容の理解を深めることを期待する。

アクティブ・ラーニングの内容
研究計画立案・作成のプロセスに応じたプレゼンテーション,討議を講義内にて設ける。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
老人看護学領域において自身の研究課題を焦点化し,研究計画の素案となるものを作成できた者に対し,講義目的・到達目標の到達度に応じて、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ,単位を付与する。

【成績評価の方法】
 提出資料・研究計画書(80%),プレゼンテーション内容(20%)を基準として,受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
講義内でのプレゼンテーション提出された書面についてその場で講評を返し,研究計画完成にむけて必要な検討事項,修正事項について具体的に解説する。
履修上の注意・履修要件
*進捗状況に応じて,事前・事後課題を課すことがある。
実践的教育
老人看護領域における看護実践を有し,専門的研究を実施している教員が指導すため,実践的教育に該当する。
備考
【学生と教員の双方向のやり取りについて】
当授業は,毎回の講義内でのプレゼンテーションや討議において講義内容の理解度を確認し,その内容について教員からフィードバックを行う。又,必要に応じて面談の機会を設け,学習内容や達成度に関するフォローアップを行う。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。