シラバス情報

授業科目名
電磁気学Ⅱ
(英語名)
Electromagnetism Ⅱ
科目区分
専門教育科目
-
対象学生
工学部
学年
2年
ナンバリングコード
HETBK2MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度後期
担当教員
豊田 紀章
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時, B608室 
連絡先
ntoyoda@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/5◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
電磁気学は巨視的電磁現象を統一的に説明する理論体系で、物理学、工学を支える基本的な理論の一つである。身の回りで利用されている電気電子機器や装置、その中に組み込まれている電子デバイス、システム技術や通信技術においても重要な基礎理論である。この科目では、時間変化する電界と磁界を取り扱い、電磁気学の基礎方程式であるマクスウェル方程式について講義する。そして、マクスウェル方程式に基づいて電磁波の性質を理解することを目的とする。

【到達目標】
マクスウェル方程式に基づいて電磁気現象を説明することができる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:電磁誘導、変位電流、マクスウェル方程式、電磁波
講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では、磁界と電流および磁性体中の磁束密度、電磁誘導の基礎理論について学習し、これらの電磁現象をマクスウェル方程式に基づいて統一的に説明する理論体系について講義する。

【授業計画】
1.磁界と電流の復習
2.磁化と磁性体
3.磁性体の種類と性質
4.磁気モーメント
5.磁性体中の磁界と磁束密度
6.磁束密度の境界条件
7.磁気回路
8.ベクトルポテンシャル
9.磁位と磁気モーメント
10.ファラデーの電磁誘導則
11.自己インダクタンスと相互インダクタンス
12.表皮効果と渦電流
13.マクスウェル方程式
14.電磁波の波動方程式
15.ポインティングベクトル
期末試験

この授業においては生成AIの利用を予定していない。
教科書
「工学の基礎 電気磁気学」松本 聡 裳華房
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】教科書、参考書の事前読み込み[2h x 15回]
【復習】講義内容の復習[2h x 15回]

アクティブ・ラーニングの内容
該当しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
磁気や電磁誘導の基礎理論、マクスウェル方程式に基づいて統一的に説明する理論を習得し、講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価の上、単位を付与する。
【成績評価の方法】
小テストおよび受講態度(30%)と定期試験(70%)の合計で評価する。

課題・試験結果の開示方法
小テストや演習問題は講義時間内に解説する。ユニバーサルパスポートを使用する場合もある。総合演習の結果については、講義中にフィードバックし、理解を深めるようにする。
履修上の注意・履修要件
  • 授業の予習、復習を必ず行うこと。
  • 講義内容は前期に開講される「電磁気学Ⅰ」と継続しているため、受講前に「電磁気学Ⅰ」の内容を理解していることが望ましい。
  • 病気等で授業を欠席する場合、診断書(原本、コピー可)、病院の領収書等を提出すること。

実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。