シラバス情報

授業科目名
電気系材料工学
(英語名)
Electrical and Electronic Materials
科目区分
専門教育科目
対象学生
工学部
学年
3年
ナンバリングコード
HETBK3MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度前期
担当教員
堀田 育志
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標9
オフィスアワー・場所
随時・B棟406室
連絡先
hotta@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/5◎
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
講義目的
我が国の科学技術は、技術革新の中で大きな進展を遂げているが、これは電子を媒体とした電気、電子技術の進歩によるもので、産業、民生用の機器に生かされ、社会生活の充実に大きく貢献している。”電気電子材料”は、電気電子技術を利用する多くの分野において不可欠であり、その基礎、基本事項を学習することを目標に、いろいろな物質の基礎、応用を理解するために必要で、重要な事項を電気電子工学の観点から統一的に学べるよう解説する。
到達目標
電気磁気学、量子力学の考え方を理解し、物質の性質を説明できる。
物質の基本的性質を理解し、実際に材料を活用できる。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:電気工学を支える機能性材料

キーワード:金属、超電導、絶縁体、半導体、光半導体、熱電材料、誘電体、磁性体
講義内容・授業計画
産業・民生用機器は、多種多様な電気電子材料から構成されている。そのため、機器の性能や機能は、用いる材料の性質に大きく依存する。電気電子材料を理解するためには、その基本となる電気理論の理解が不可欠であり、各種の物性と実際の材料を有機的に結合して理解することが重要である。本講義では、金属、超伝導、絶縁体、半導体、誘電体、磁性体の各物性と、それぞれの代表的な材料を関連付ける講義を行う。

【授業計画】
 1.金属の物性
 2.金属材料
 3.超伝導体の物性
 4.超伝導体材料
 5.絶縁体の物性
 6.絶縁体材料
 7.半導体の電子物性
 8.半導体材料、中間評価
 9.熱電材料
10.半導体の光物性
11.光半導体材料
12.誘電体の物性
13.誘電体材料
14.磁性体の物性
15.磁性体材料
定期試験

生成系AIの利用:
生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。

教科書
松澤剛雄他著: 新版電子物性, 森北出版(生協等で購入する)
参考文献
電気学会 電子物性基礎 大場勇治郎
裳華房 物性論 黒沢達美
裳華房 固体物理 電気伝導・半導体 作道恒太朗著
裳華房 固体物理 格子振動・誘電体 作道恒太朗著
裳華房 固体物理 磁性・超伝導 作道恒太朗著
丸善出版 キッテル固体物理学入門 上下
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキストの部分を事前読み込み(30h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト教材を読み直し(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
授業内容理解を促進するために授業中に演習を行い、理解していないところを能動的に把握させる。
成績評価の基準・方法
・中間評価(40%)と定期試験(60%)の成績を総合して成績評価する。
課題・試験結果の開示方法
中間評価および定期試験は、答案の返却または掲示にて結果を開示する。

履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。