![]() 教員名 : 瀬戸浦 健仁
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授業科目名
光ナノテクノロジー
(英語名)
Optical Nanotechnology
科目区分
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電気物性工学専攻/電子情報工学専攻共通科目
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETML5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度後期
担当教員
瀬戸浦 健仁
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
随時・書写B407
連絡先
setoura@eng.u-hyogo.ac.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
1◎/2〇/3〇
全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
【講義目的】
一般に光は波動として空間を伝搬するが、ナノメートル領域では物質表面にまとわりつく非伝搬光が存在する。この非伝搬光は近接場光と呼ばれ、近年では光エネルギー変換や光センシングにおける新技術開発に欠かせないものとなっている。本講義では近接場光の物理的描像から、表面プラズモンを用いたナノメートル領域での光の制御手法、そしてそれらに基づく応用に至るまで、光に関連するナノテクノロジーを理解する。 【到達目標】 ・近接場光および表面プラズモンの特性を説明できる。 ・表面プラズモンを用いたナノメートル領域の光の制御手法を説明できる。 ・表面プラズモンを用いた光ナノテクノロジーの各種応用を説明できる。 授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
【講義内容】
本講義では電磁気学および電子物性などの知識をベースに、近接場光や表面プラズモン、そしてそれらの計測手法および応用に至るまで、光を用いるナノテクノロジーについて体系的に解説する。 【授業計画】 1.ガイダンス:講義の目的と概要 2.ナノメートル領域での光のふるまい(エバネッセント光、近接場光) 3.近接場光学顕微鏡の基礎と応用 4.バルクプラズモンと表面プラズモンの分散関係 5.伝搬型表面プラズモンによるナノ光制御 6.微粒子のレイリー散乱およびミー散乱 7.局在型表面プラズモンによるナノ光制御 8.表面プラズモンを示すナノ構造の作製手法 9.表面プラズモンを示すナノ構造の評価手法 10.表面プラズモンの応用:バイオメディカル分野 11.表面プラズモンの応用:エネルギー変換分野 12.表面プラズモンの応用:デバイス分野 13.ナノ空間における電磁場の計算手法 14.表面プラズモンを用いる光ピンセット 15.光ナノテクノロジーに関する最新の研究動向および全体まとめ 生成系AIの利用: 生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。 教科書
資料を配布する。
参考文献
「光ナノテクノロジーの基礎」(福井 萬壽夫、大津 元一、オーム社)事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示する配布資料を事前読み込み(30h)
【復習】講義内容の理解を深め定着させるために配布資料を読み直し(30h) アクティブ・ラーニングの内容
該当しない。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 【成績評価の方法】 レポートにより評価する。 課題・試験結果の開示方法
レポートについては、講義中またははユニバーサルパスポートを利用して講評を示す。
履修上の注意・履修要件
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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