シラバス情報

授業科目名
軟X線分光解析
(英語名)
軟X線分光解析
科目区分
専門教育科目/ー
材料・放射光工学専門科目
対象学生
工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMH5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度後期
(Spring semester)
担当教員
大河内 拓雄
所属
高度産業科学技術研究所
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標7/目標9/目標13
オフィスアワー・場所
随時(メール事前連絡推奨)、播磨理学キャンパス研究II期棟N204室
連絡先

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2◎
全学DP
1-2◎/4-1◎/4-2◎
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
<講義目的> 材料の電子物性を評価する手法として、物質との相互作用の大きな軟X線による分光実験が多く用いられる。本講義では、主要な軟X線分光の手法の原理を理解した上で、実際の測定・解析の流れを説明できる能力を醸成する。
<到達目標> 軟X線分光の基本原理を習得した上で、原理や実験データの内容の説明ができること。また、論文や解説記事の内容から情報収集や他者への説明ができること。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル: 材料の電子物性を評価するツールに関する基礎事項の習得
キーワード: 放射光、軟X線、分光、固体物性
講義内容・授業計画
<講義内容>
前半に主要な軟X線分光の手法の原理の説明と実際の測定のイメージを紹介する。後半は、指定した(学生からの提案も歓迎)X線分光に関連する初歩的な解説記事や論文について、学生が準備して説明・議論する小セミナー形式の授業を行う。

<授業計画>
1.ガイダンス
2.放射光および軟X線の基礎知識
3.軟X線ビームラインの概要
4.X線光電子分光(XPS)の原理
5.XPS: バーチャル実験
6, 7.学生セミナー
8.X線吸収分光(XAS)の原理
9.X線磁気円二色性(XMCD)の原理
10.XAS・XMCD: バーチャル実験
11.X線発光分光
12.X線顕微分光・イメージング
13.X線光電子顕微鏡:バーチャル実験
14, 15.学生セミナー
※内容は進捗状況や学生数によって変更の可能性がある。
教科書
教員が適宜、プリント等の資料を準備する。
参考文献
随時紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
・授業2時間相当×15回=30時間。
・復習約2時間×15回=30時間
・セミナー準備15時間×2回=20時間
計90時間。
アクティブ・ラーニングの内容
学生自身が解説を準備する小セミナー形式の授業を設け、その場において他の学生との議論も行う。
成績評価の基準・方法
セミナー発表(40点)、セミナーにおける質問・議論等の姿勢(30点)、レポート(40点)
課題・試験結果の開示方法
セミナーの発表内容については授業時間中に評価を行う。レポートは詳細なコメントを付けて返却する。
履修上の注意・履修要件
レポート課題の作成において生成AI等を援用しても構わない。学生自身がどの程度、自分の調査や思考をもって作成したかは、教員が実際にレポート内容を読んで判断し、採点結果に反映する。
実践的教育
バーチャル実験など、現場での実際の測定や解析などについても具体的なイメージが掴めるよう工夫する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。