![]() 教員名 : 竹端 寛
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授業科目名
福祉社会学特論
(英語名)
Advanced Study of Sociology for Social Work
科目区分
ー
博士前期課程科目
対象学生
環境人間学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
HHHME5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度後期
担当教員
竹端 寛
所属
環境人間学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標5/目標10
オフィスアワー・場所
事前に連絡の上でオンラインか対面で
連絡先
bataあっとまーくshse.u-hyogo.ac.jp
(あっとまーくを@に変えてください) 対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
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研究科DP
2◎/1〇
全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
【講義目的】
この講義では、福祉的現象がどのような社会構造と相互関係にあるのか、を深く考察することを目的とする。 【到達目標】 本年度は「障害や精神医療の社会学」を主題として掲げた。能力主義や自己責任論が蔓延する社会において、社会的排除の対象になりやすい障害のある人との共生は理論的にどのように可能なのか、は社会学や障害学でも大きく議論されてきた。そこで社会モデルの観点で障害や精神医療を問い直す文献を読み進めながら、福祉的課題を分析する視点を獲得することを目標とする。 授業のサブタイトル・キーワード
福祉社会学、社会福祉学、障害学
講義内容・授業計画
毎週、事前課題として文献を読んできた上で、レジュメを作成し、その内容に基づき発表をしてもらう予定である。
1,イントロダクション 2,フレイレの批判的意識化 3,ニィリエのノーマライゼーション 4,バザーリアの脱施設化 5,「当事者主権」を読む① 6,「当事者主権」を読む② 7,障害の政治① 8,障害の政治② 9,障害の社会モデル① 10,障害の社会モデル② 11,障害学の基礎文献を読む① 12,障害学の基礎文献を読む② 13,批判的障害学① 14,批判的障害学② 15,相互評価と振り返り 教科書
課題図書として事前に目を通すテキストは、1回目の授業で、受講者の意向を確認しながら、参考文献等のなかから決定予定である。
参考文献
マイケル・オリバー『障害の政治:イギリス障害学の原点』明石書店
中西正司・上野千鶴子 『当事者主権 増補新版』岩波新書 竹端寛『「当たり前」をひっくり返す:バザーリア・ニィリエ・フレイレが奏でた「革命」』現代書館 飯野由里子・星加良司・西倉実季『「社会」を扱う新たなモード:「障害の社会モデル」の使い方』生活書院 尾久守侑『病気であって病気じゃない』金原書院 障害学会20周年記念事業実行委員会『障害学の展開』明石書店 ダン・グッドリー『障害から考える人間の問い』現代書館事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
課題図書などの事前課題に2時間×15回=30時間、議論内容の復習およびその日の感想の記述などに2時間×15回=30時間程度、時間をかけること
アクティブ・ラーニングの内容
毎回受講者同士やゲストとの議論に基づく講義を予定している。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
社会モデル的な視点で障害や精神医療の構造と課題を理解し、その相違点や今後の可能性について考察することができる者に単位を授与する。 講義目的・到達目標に記載した福祉的課題を分析する能力の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 成績評価の方法 小レポート40%、最終レポート60%を基準として、受講態度(積極的な授業参画)も含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
毎回のレポートについては、ユニパを通じたフィードバックを行う。
履修上の注意・履修要件
この授業は受講者の主体的な参加を前提にしている。課題図書を読むことや、それに基づいてレジュメを作ること、積極的に議論に参加すること、など、基本的な授業構成要件を満たさない受講生には単位を付与しないので、注意すること。
実践的教育
該当しない
備考
担当教員は福祉社会学の研究を行っている。この講義は、担当教員の専門分野である福祉社会学の学問的基礎部分を解説するものである。詳細は教員研究者データベースHP(https://cv01.ufinity.jp/u_hyogo/)を参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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