シラバス情報

授業科目名
古生物学特論
(英語名)
Special Topics in Paleontology
科目区分
博士前期課程科目
対象学生
環境人間学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
HHHME5MCA5
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実習 (Practical Training)
開講時期
2025年度後期
担当教員
池田 忠広
所属
環境人間学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
随時、兵庫県立人と自然の博物館・会議室
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
化石は過去の生命現象、生物進化を直接的に示すものであり、その研究は、現在地球上に生息する多種多様の生物の進化、その過程を理解するうえで重要である。本講義では、「化石」を取り扱う学問である古生物学について、その歴史や概念・各項目を概説するとともに、当該学問について理解を深めるため実践的な室内・野外実習を行う。それらを通じ、履修生が化石研究の意義や方法論への理解を深め、論理的な思考力を高めることを目標としている。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:歴史、化石、分類、記載、研究手法
講義内容・授業計画
講義内容
 本講義では古生物学の概要、地球と生命の歴史、化石研究の意義や手法、実践的な研究例等を紹介する。また化石や分類学的研究の基礎を理解する室内、野外実習を行う。

授業計画
1.古生物学とは何か、その歩み
2.化石の意義、化石・地層の形成
3.地質時代と地球の歴史
4.化石の研究、記載・分類
5.化石調査①(化石判別模擬試験)
6.化石調査②(化石調査[石割]実習)
7.剖出実習①(化石の剖出とは、技師試験体験)
8.剖出実習②(模擬剖出)
9.骨格標本作成実習① (体構造の解説・標本の作製)
10.骨格標本作成実習② (筋骨の観察・標本の作製)
11.骨格標本作成実習③ (各部位の観察・標本の作製)
12.化石研究の紹介(篠山層群)
13〜14.野外実習(丹波・篠山地域:化石調査地巡検・資料収集)
15.まとめと評価(到達度の確認)
レポート提出 ※生成AIを活用したレポート作成は認めない。
教科書
プリント資料を配布予定
参考文献
古生物学、動物分類学の論理(東京大学出版会)、古生物学入門(朝倉書店)、日本動物解剖図説(広島大学生物学会) など
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して支持する参考文献・書籍、テキスト・オンデマンド教材の読み込み(30h)
【復習】授業の際に配布する資料の再通読、授業内容の書き起こし・整理(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義内容を理解し、実習やレポート課題に関し担当教員が認める十分な成果を挙げられる者に単位を授与する。
講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じてS(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)まで成績を与える。

【成績の評価方法】
実習課題30%、レポート課題70%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
実習課題に関しては、実習終了時に講義内で各人の成果について講評する。
最終レポートについてユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って講評を返す。
履修上の注意・履修要件
室内実習は人博恐竜ラボ、並びに実習室にて行う。授業計画9〜11の骨格標本作成実習においては、脊椎動物の解剖・解体を行う。
野外実習は兵庫県丹波篠山市・丹波市で行う。何れに実習においても、活動に適した服装であること(動きやすく、汚れても良い格好)。
実習地への交通費等は各自の負担とする。

本授業は、実習をともなうため原則、対面で行う。授業方式を変更する場合は、ユニパ等で履修登録者に周知する。

実践的教育
該当しない
備考
担当教員は小型爬虫両生類の化石の研究を⾏っている。この講義は担 当教員の専門分野を含む古生物学関する基礎的な内容を概説するものである。詳細は教員研究者データベース HP (http://kyoin.u-hyogo.ac.jp/)を参照のこと。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。