シラバス情報

授業科目名
生態工学特論
(英語名)
Advanced Study of Ecological Engineering
科目区分
博士前期課程科目
対象学生
環境人間学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
HHHME5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度前期
(Spring semester)
担当教員
山瀬 敬太郎
所属
環境人間学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標13/目標15
オフィスアワー・場所
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと
連絡先
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)を参照のこと

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
1◎/2〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】里山管理・山火事復旧・道路(林道)開設などの具体的事業における工法を学び、自然生態系の修復方法を論究する。
【到達目標】1)生きものと土木工学との接点における技術的基礎を知る。
      2)土木工学を基礎に自然生態修復における課題を理解する。
      3)自然または人為による攪乱に応じた修復方法が議論できるスキルを身につける。


授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:人間活動による自然生態系の修復方法を提案する
キーワード:植生遷移、グリーンインフラ、生態系管理


講義内容・授業計画
【講義内容】本講義では、主にフィールドワークを通じて、以下の項目について理解と実践力を養う。
【授業計画】
1.総合ガイダンス:植生遷移とグリーンインフラ、生態系管理
2.里山管理(姫路市を予定)(1):伐採程度と種多様性
3.里山管理(2):光環境と萌芽能力
4.里山管理(3):モニタリングによる順応的管理
5.照葉樹林化(洲本市を予定)(1):雨滴衝撃と表土流出
6.照葉樹林化(2):間伐とギャップ更新
7.照葉樹林化(3):ニホンジカの影響
8.照葉樹林化(4):環境ポテンシャルと植物相復元の可能性
9.山火事跡地の緑化(1)(赤穂市を予定):実生による自然生態系の修復
10.山火事跡地の緑化(2):植栽による自然生態系の修復
11.山火事跡地の緑化(3):生態系修復の阻害要因
12.林道法面の緑化(1)(宍粟市を予定):種子吹付による法面保護工
13.林道法面の緑化(2):表土利用による法面保護工
14.林道法面の緑化(3):不確実性と精度の確保
15.まとめ

※パソコンの利用:パソコンを必要とする授業回がある場合、事前に連絡する。

生成系AIの利用:
生成系AIの利用については教員の指示に従うこと。生成系AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはいけない。生成系AIによる出力をそのまま提出したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。



教科書
プリント資料を配布
参考文献
参考書籍、文献等については授業の際に指示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に関連する文献の読み込み(15時間)と関連事業等の下準備(15時間)
【復習】レポート作成(20時間)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・関連文献の読み直し(10時間)


アクティブ・ラーニングの内容
フィールドでの観察・調査等により得られた結果に基づき学生とのディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
講義目的及び到達目標に記載する能力の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
適宜レポートを提出する(100%)。


課題・試験結果の開示方法
優れた内容のレポートを紹介し、講評する。
履修上の注意・履修要件
・フィールド(兵庫県内)での観察、調査を行う(交通費が生じる場合は各自の負担とする)。フィールドワークの時期は、4〜7月の土日を中心に計4日を予定しており、別途調整のうえ、決定する。
・その他、連絡することがあるので、掲示や大学アドレスへのメール連絡等に注意すること。


実践的教育
該当しない。
備考
この講義は、担当教員の専門分野である生態系管理の学問的応用部分を解説するものである。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。