![]() 教員名 : 髙田 知紀
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授業科目名
国土空間学特論
(英語名)
Advanced Study of Spatial Value Structure
科目区分
ー
博士前期課程科目
対象学生
環境人間学研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
HHHME5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度前期
担当教員
髙田 知紀
所属
環境人間学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標11/目標17
オフィスアワー・場所
オフィスアワー:適宜
場所:人と自然の博物館 (講義時以外に来館する場合は事前にメールでアポを取ること) 連絡先
takada@hitohaku.jp
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
1◎
全学DP
ー
教職課程の学修目標
ー
講義目的・到達目標
本講義では、来歴をもつ環境のひとつの単位としての「国土」という視点をもちながら、空間的・時間的に複雑な「人間の生きる環境」の価値構造について理解を深めることを目的とする。
本講義の到達目標は、1)環境の地理的・文化的構造を分析するための基礎的な理論と技術を習得すること、2)多様な人びととのコミュニケーションから地域社会のインタレストを掘り起こすための基礎的な理論と技術を習得すること、である。 授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:風土性、合意形成、プロジェクトマネジメント、神社、地域伝承、地域マネジメント、防災
講義内容・授業計画
本講義では、最初に座学によって空間の価値構造を分析するための基礎理論を紹介する。次いでグループワークおよびフィールドワークによって、具体的な地域の分析を行い、その成果を発表する。
<1日目:人と自然の博物館(三田市)にて開講> 1.イントロダクション(「国土空間」および「環境の価値」について) 2.「風土」の概念について(和辻哲郎とオギュスタン・ベルクの理論から) 3.地理・地形の読み解き方①(地形図の様々な活用方法) 4.地理・地形の読み解き方②(GISの機能とその有用性) <2日目:人と自然の博物館(三田市)にて開講> 5.空間の文化的構造の見分け方①(神社の立地と由緒への着目) 6.空間の文化的構造の見分け方②(地名由来と地域伝承への着目) 7.地域社会のインタレストの捉え方①(話し合いと合意形成) 8.地域社会のインタレストの捉え方②(市民プロジェクトのマネジメント) <3日目:人と自然の博物館(三田市)にて開講> 9.グループワーク(地理的特性の分析の演習) 10.グループワーク(文化的特性の分析の演習) 11.グループワーク(分析結果の整理とまとめ) 12.グループワーク(ワークの成果の発表と意見交換) <4日目:神戸市内にて開講> 13.フィールドワーク(現場における国土空間の多層性の理解) 14.フィールドワーク(現場における国土空間の多層性の理解) 15.まとめと意見交換 教科書
なし。必要に応じて資料を配布する。
参考文献
髙田知紀:自然再生と社会的合意形成,東信堂,2014.
髙田知紀(編著):地域防災と時間性,ユニオンプレス,2023. 髙田知紀:神と妖怪の防災学,法律文化社,2024. 事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】授業に際して指示するテキスト・教材の事前読み込み(10h)、プレゼンテーションの準備(10h)
【復習】レポート作成(1回、15h)、講義内容の理解を深め定着させるためにテキスト・教材を読み直し(15h) アクティブ・ラーニングの内容
フィールドワークおよびグループワークの演習を通して、自ら地域の課題や魅力を見出し、企画提案を立案・発表する。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
国土空間や風土の概念を理解し、環境の地理的・文化的・地域社会的構造を包括的な視点から考察できる者に単位を授与する。 講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に応じてSからCまで成績を与える。 S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。 成績評価の方法 講義内の課題30%、最終レポート70%を基準として、受講態度(議論やプレゼンテーションへの積極的な参加等)を含めて総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
提出されたレポートは、コメントを付けて返送する。
履修上の注意・履修要件
・レポートやプレゼンテーション課題については、大学院生として相応の高いレベルを要求する。したがって履修にあたっては、十分な予習・復習をして講義に出席すること。
・本講義は、兵庫県立人と自然の博物館および現地で行う集中講義である。集合時間および集合場所が毎回異なるため、都度講義中に指示する。現地集合・現地解散を原則とする。 実践的教育
担当教員は、民間企業における公共空間整備の実務経験を有し、かつ行政機関・市民組織などの依頼を受けて地域づくりや合意形成マネジメントの実務にも従事していることから、実践的教育に該当する。
備考
履修にあたっては、以下のHPにて担当教員の専門分野等を確認すること。
https://www.uhyogo-takada.com/ 生成系AIの利用について制限を設けない。 英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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