シラバス情報

授業科目名
相対論
(英語名)
Theory of Relativity
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
対象学生
理学部
学年
3年
ナンバリングコード
HSSBM3MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度後期
担当教員
田中 慎太郎、篭島 靖
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
講義終了後15分・非常勤講師控室
連絡先
stanaka@rcnp.osaka-u.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
2◎/7◎/1〇
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】
現代物理学の基礎理論である特殊相対性理論について詳しく学ぶこと
【到達目標】
理論の原理となる実験から出発し、時間と空間に対する相対論的な考えを説明できるようになること。これに基づいて物体の運動や粒子の反応の記述から、質量と運動量、そしてエネルギーの相対論的な定義がもたらされる。それらを使って相対論的な運動学を身につけ、それと同時に他人に説明できるようになること。最後に他分野への影響や一般相対性理論にも触れ、より進んだ勉強への指針を与える。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:ローレンツ変換、相対論的運動学
講義内容・授業計画
【講義内容】
特殊相対性理論の成立から具体例までを取り上げる。
【授業計画】
1、特殊相対性理論の成り立ち(1〜2回)
2、時空のローレンツ変換(2〜3回)
3、相対論的時空(2〜3回)
4、ローレンツベクトルと不変量(1〜2回)
5、運動量と質量およびエネルギー(2〜3回)
6、相対論的運動学の具体例(2〜3回)
7、その後に続く道(1回)

講義の終わりに講義に関連した宿題を出す。

生成系AIの利用:
この授業においては生成AIの利用を予定していないが、学生が利用する場合には参考文献が実在するかなど事実確認を必ず行うこと。
教科書
講義ノートをインターネットで公開、またはプリントを配布する。
参考文献
風間洋一「相対性理論入門講義」(培風館)。その他については講義中に紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
テキストの対応部分の事前読み込み(30h)
【復習】
講義内容の理解を深め定着させるため講義ノートや参考文献を読み直し(30h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
特殊相対性理論の原理を理解し、相対論的な考え方が説明できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
試験が80%、宿題(授業中に指示)が20%の配分で評価する。
課題・試験結果の開示方法
成績評価が終了したら、学籍番号と評価を一覧にした表を掲示する。
履修上の注意・履修要件
力学と電磁気学の講義の内容をある程度理解しておくことが望ましい。
実践的教育
該当しない
備考
講義に関する質問、進行についての意見はどしどし寄せてください。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。