シラバス情報

授業科目名
生命科学演習1
(英語名)
Seminar in Life science 1
科目区分
専門教育科目/教職課程科目
-
対象学生
理学研究科
学年
3年
ナンバリングコード
HSSBA3MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度後期
担当教員
稲木 美紀子
所属
理学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
授業終了後の講義室,または教授室(メールにて連絡の後訪問可)
連絡先
inaki@sci.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2◎
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】生命科学を学んだうえで、知識を具体的な研究活動に適用し、関連論文を調査・精読し、実際の研究活動に生かすことが本来の目的である。本講義ではオリジナル論文を調査、精読する体験を通して、これまで学んできた生命科学の知識を現場で適用できることを目指す。また、自らの知識を整理して、ディスカッションにおいて表現することを求める。

【到達目標】
1)オリジナル論文を調査し取得する。
2)論文の構成と各項目に含まれる内容を理解する。
3)オリジナル論文を精読し、学術用語を掘り下げて自分の言葉で説明可能とする。
4)双方向討論の機会を設け、そこで有意義な議論を実現する。

授業のサブタイトル・キーワード
キーワード: 細胞生物学、細胞移動、形態形成
講義内容・授業計画
講義内容 原著論文を題材として科学英語、研究の歴史、バックグラウンド、研究展開などを総合的に学習する。
原著論文を題材にして各項目を徹底して学習する。
各人が課題論文を十分予習することが必要。

授業計画 下記項目を行う。数回にまたがる場合、繰り返し行う場合もあり、1回ごとの講義には対応しない。
(1)文献調査
(2)原著論文の精読
(3)プレゼンテーション準備
(4)発表および質疑応答
原著論文で取り扱う内容は下記の通りである。
(1)形態形成における細胞移動
(2)形態形成における細胞接着と張力
(3)形態形成におけるシグナル伝達
(4)数理モデルを用いた形態形成の理解
原著論文の理解に必要な細胞生物学、分子生物学的事項の学習も並行して行う。

*パソコンの利用:文献検索、プレゼン資料の作成および発表にパソコンを用いる。
*プレゼン資料作成に生成系AIの使用は認めない。生成系AIを使用したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
教科書
オリジナル論文(インターネットより入手可能)
参考文献
Essential細胞生物学(原著第5版、南江堂)

さらに進んだ内容として下記も薦める
細胞の分子生物学(第6版、中村桂子ら翻訳 ニュートンプレス)
上記の原著Molecular Biology of the Cell (6thまたは7th edition, by Bruce Alberts et al., Garland Science)
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】オリジナル論文を調査、入手し、指定した範囲を精読し各学術用語を掘り下げて説明できるレベルにまで読み込む(45h)。
【復習】各講義後に内容を整理し、自分で説明可能な状態にする(15h)。
アクティブ・ラーニングの内容
毎回宿題課題内容および講義内容に関する意見発表・質疑応答を行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
オリジナル論文の内容および学術用語の内容をバックグラウンドを含めて理解し、十分説明でき、それを論述表現できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力に基づき、90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
毎回の確認課題を10−15程度の時間をかけて実施する。その記述内容を基準として、毎回の講義時間内の双方向質疑応答の状況を含めて総合的に評価する。



課題・試験結果の開示方法
毎回実施する課題に関して、回答を回収後その場で解説すことで、各個人の誤解、修正点がすぐわかるようにする。


履修上の注意・履修要件
毎回の課題に対応するために、十分な予習が必要。

《新型コロナウィルス感染症に伴う特例措置に基づく遠隔授業》当授業は、原則全ての授業を対面で実施する予定ですが、履修者人数によっては新型コロナウィルス感染症対策として、履修者を複数の教室に分けて教室間をオンラインで繋ぐ方法や、対面授業と自宅でのオンライン授業を実施する方法とする場合があり、自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。最終的な授業方法は履修登録後に決定・連絡します。

実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。