シラバス情報

授業科目名
地球温暖化問題と炭素循環
(英語名)
Global Warrning and Carbon Cycle
科目区分
対象学生
緑環境景観マネジメント研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
ALLML5MCA1
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度前期
担当教員
大橋 瑞江、手塚 哲央
所属

環境人間学部

大和大学情報学部教授/京都大学名誉教授

授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標13/目標15
オフィスアワー・場所
授業後20分・講義室
連絡先
fujihara@awaji.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/3〇
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標

持続可能な社会の構築に向けて地球環境問題における緑環境の価値と緑環境景観マネジメント技術者として炭素蓄積・循環の仕組みを理解する。Ⅱ環境・造園に関する専門知識および応用力の修得を含む。

本講義の到達目標は、現在問題が顕在化している地球温暖化問題をエネルギー需給と環境の側面から解説し、緑環境の価値評価について考えるとともに、その基礎としての森林における炭素蓄積・循環の仕組みについて理解し、緑環境景観マネジメント技術者としての素養を身につけること、である。
授業のサブタイトル・キーワード
生態系・フラックス・プール・持続可能性、温室効果ガス、電力システム
講義内容・授業計画

この科目は、保全管理領域の応用科目であり、特に現在問題が顕在化している地球温暖化問題をエネルギー需給と環境の側面から解説し、緑環境の価値評価について考えるとともに、その基礎としての森林における炭素蓄積・循環の仕組みについて理解し、緑環境景観マネジメント技術者としての素養を身につける。

(大橋瑞江/8回)
第1回 森林の炭素蓄積メカニズム
第2回 熱帯・亜熱帯域の炭素循環
第3回 温帯域の炭素循環
第4回 寒帯・亜寒帯域の炭素循環
第5回 炭素循環における土壌呼吸の役割
第6回 森林施業と炭素循環
第7回 その他の緑地環境と炭素循環
第8回 まとめ
(手塚哲央/7回)
第9回 地球温暖化、持続可能性とエネルギーシステム学(視点を変えて考える:ミクロとマクロの視点,及び,自然科学,人文学,社会科学の視点)
第10回 「エネルギー需給と技術開発の歴史」における価値観の変化
第11回 エネルギー需給システムの基礎(エネルギーの理解に避けて通れないエネルギーフローとエネルギー統計、経済評価と経済政策)
第12回 森林・バイオマスとエネルギー(経済評価と感性(心)による評価)
第13回 電力システム改革とエネルギービジネス(エネルギー需要は派生需要)
第14回 温室効果ガスゼロ排出社会の姿(限界費用ゼロの太陽エネルギーの特異性)

第15回 まとめ(エネルギー環境問題を複数の視点から考える)


教科書
生態系生態学   ( 第 2 版 ) 東北出版株式会社,加藤知道 (監訳)

参考文献


事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】関連資料読み込み(15h)、教材事前読み込み(15h)
【復習】レポート作成資料収集(15h)、講義内容に理解を深め定着させるための教材の読み直しを元に復習(15h)

アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
成績評価の基準:森林における炭素蓄積のメカニズムおよび地球温暖化問題の社会経済的視点から理解し説明できること。講義目的・到達目標に記載する能力の到達度に応じ60点以上を合格とし、SからCまでの成績とする。
成績評価の方法:レポート(50%)および試験(50%)を基準とし総合的に評価する。


課題・試験結果の開示方法
授業後の質問・コメント等は主にメールで知らせる。
履修上の注意・履修要件

事前に予習し、十分な復習により各回の内容を理解しておくこと。

原則全ての授業を対面で実施する予定ですが、新型コロナウィルス感染症対策として、自宅でのオンライン授業とする場合があり、自宅等でオンライン授業の受講を視聴できる通信環境(PC・タブレット等の端末やWi-Fi環境)が必要となる場合があります。最終的な授業方法は履修登録後に決定・連絡します。

実践的教育
該当しない
備考
隔年開講。令和7年度は開講する。
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。