![]() 教員名 : 岩崎 哲也
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授業科目名
ランドスケープエンジニアリング論
(英語名)
Landscape engineering
科目区分
ー
−
対象学生
緑環境景観マネジメント研究科
学年
学年指定なし
ナンバリングコード
ALML5MCA1
単位数
1.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2025年度前期
(Spring semester)
担当教員
岩崎 哲也、荒谷 一平
所属
緑環境景観マネジメント研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標11/目標15
オフィスアワー・場所
公園緑地リニューアルの構想提案
連絡先
研究科内アドレス一覧にて周知
対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
ー
研究科DP
2◎/4〇
全学DP
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教職課程の学修目標
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講義目的・到達目標
【講義目的】緑地整備の基盤となる材料(植物を除く)や施設の種類、特質、その選択方法や現場への導入方法の基本を学習することを目的とする。
【到達目標】ランドスケープの設計・施工の実務に必要な知識と技術の基礎を説明できるようになることが到達目標である。 当研究科の学習・教育目標として掲げるⅡ. 環境・造園に関する専門知識および応用力の修得を含む。 授業のサブタイトル・キーワード
〜緑地づくりの実務基礎〜
公園、緑地、都市緑化、土木、材料、設備、施設、基本構想、基本計画、基本設計、実施設計、測量、施工 講義内容・授業計画
【講義内容】この科目は活用デザイン領域の応用科目であり、緑地設計・施工の実務に必要な専門知識の講義である。私たちの快適な生活環境に欠かせない公園・緑地等の基盤となる園路や遊具、ベンチなどの施設や土壌、石材などの材料・素材等に加え、緑地づくりの実際の実務の進め方に関する知識と方法の基礎を習得する。
【授業計画】 当授業は実践的教育に該当する。 1.ガイダンス、緑地整備の流れ ・授業計画の説明 ・構想、計画、基本設計、実施設計、施工、維持管理 2.ランドスケープの施設 ・園路・広場(位置づけ、種類、舗装材の種類と用途、基盤、階段、排水) ・修景施設(生垣、トピアリー、パーゴラ、ビオトープ、芝生、池、流れ、防水) ・休養施設(ベンチ、野外卓、四阿) ・遊戯施設(砂場、ブランコ、すべり台、ラダー、コンビネーション遊具、スプリング遊具、健康遊具) ・便益施設(便所、浄化槽、水飲み、水栓、駐車場) ・管理施設(給排水施設、電気施設、柵類、標識、制札、植物名板、くず入れ、車止め) ・その他 3.ランドスケープの材料(1) ・土(土の分類、土質・土性)、土壌改良、改良材) ・石材(岩石の分類と性質、種類、石道具と仕上げ、用途) ・木材(木材の性質、分類、種類、国内材、国外材、擬木、防腐、用途) 4.ランドスケープの材料(2) ・セメント、コンクリート(種類、配合、性質、性能と利用) ・れんが、タイル(れんが、タイル、コンクリート加工品、性質と使い方) ・その他(金属、塗料、樹脂製品、クラッシャーラン、透水性舗装、ダスト舗装等) 5.測量 ・概要、測量の意義と基本事項 ・測量図面(平面図、縦横断図、構造図 等) ・測量のデジタル化 6.7.基本・実施設計について ・設計業務の概要(基本設計と実施設計、設計基準、仕様書 等) ・造成設計(切土盛土、土量計算、のり面保護 等) ・構造物設計(擁壁、雨水排水 等) ・舗装設計 ・積算業務の概要(数量計算、単価、歩掛) 8.施工に向けて ・建設機械 ・施工管理(品質管理、工程管理、出来高管理、安全管理) ・障害のある人の受講に際し、申し出に基づき物理的環境や意思疎通への配慮など必要とされることについて、授業への影響等を総合的に判断し合理的配慮を行う。主に教室での座学であり、校舎外に出て設備・材料等の見学も実施予定。 ・レポート等については、学生本人が作成し生成系 AIのみを用いて作成しないこと。また、教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。 教科書
(社)日本公園緑地協会「造園施工管理 技術編」(図書館にあり)の他、参考となるガイドライン、仕様書、図面など必要な資料を配布して解説する。
参考文献
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】テキストの該当箇所を事前学習(8時間)
【復習】レポート作成(8時間)、授業資料を復習(16時間) アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
【基準】緑地づくりの実務に必要な専門知識、方法が説明できること。その到達度に基づき、 S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)に評価し単位を付与する。
【方法】方法:レポート等を60%、受講態度(学習意欲、積極的な質問、参加度等)を40%として総合的に評価する。 課題・試験結果の開示方法
授業中の質問や提出物に関するフィードバックは、その都度または翌週の授業などで回答し、その他期末のレポートに関連すること等については授業評価アンケートの教員コメント欄に全体的な講評等として記載する。
履修上の注意・履修要件
・授業時間外でも積極的に取り組む姿勢が必要である。授業内容を事前に予習し、終了後は配布資料を見直すなど十分な復習により各回の内容を理解しておくこと。
・授業を欠席する際には、診断書や病院の領収書(コピー可)など欠席の理由が分る書類を教員に提出すること。 実践的教育
コンサルタント及び行政機関において自然環境調査、公園緑地や土木構造物の構想・計画・設計・施工監理・施工、市民協働まちづくりの現場に携わった教員より、緑地づくりの実務に必要な知識を学習する実践教育である。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。
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