Syllabus data

Course Title
Advanced Study for Clinical Psychology
Course Title in English
Advanced Study for Clinical Psychology
Course Type
-
博士前期課程科目 保健体育・栄養教諭専修免許(選択科目)
Eligible Students
All Graduate Schools/Graduate School of Human Science and Environment
Target Grade
All
Course Numbering Code
HHHME5MCA1
Credits
2.00Credits
The course numbering code represents the faculty managing the subject, the department of the target students, and the education category (liberal arts / specialized course). For detailed information, please download the separate manual from the upper right 'question mark'.
Type of Class
講義 (Lecture)
Eligible Year/Semester
Fall semester 2026
(Fall semester)
Instructor
井上 靖子
Affiliation
環境人間学研究科
Language of Instruction
Japanese
Related SDGs
3/4/16
Office Hours and Location
日時:メールによる連絡を受けて決定する
場所:E棟204の教員研究室

Contact
オフィスアワー一覧表(ユニバーサルパスポートに掲示)


Corresponding Diploma Policy
A double circle indicates the most relevant DP number and a circle indicates the associated DP.
Corresponding Undergraduate School DP
Corresponding Graduate School DP
2◎/1〇
Corresponding University-Wide DP
4-1◎/N/a
Academic Goals of Teacher Training Course
Ability to keep polishing/Ability to teach and lean on/Ability to collaborate

Course Objectives and Learning Outcome
【講義目的】
臨床心理学の基礎知識を獲得し、人間の心とは何かについて自らの言葉で説明できること、日常生活において気になるこころの諸問題について振り返り、臨床心理学的な観点から検討を行い、自らの考えや意見を表現できることを目的とする。さらに、心理テストや心理療法の演習を行い、人と人との関わりで癒える力とは何かを探究していく。さらに各自が、自らの研究テーマに関係づけられる、もしくは各自が興味関心をもった心の諸問題をテーマにして発表し、それらの個別事例や体験談に対してどのような捉え方をしたり、関わっていくのがよいのかを討論していくことを目標とする。

【到達目標】
1)臨床心理学の基礎知識を獲得し、人間の心とは何かについて自らの言葉で説明できる、2)心の諸問題を臨床心理学的な観点から検討して、自らの考えや意見を表明できる、3)心理テストや心理療法の演習を通して、人と人との関わりで癒える力とは何かを探究していく、4)自らの研究テーマに関係づけられる、もしくは各自が興味関心をもった心の諸問題をテーマとして取り挙げられる、である。
Subtitle and Keywords of the Class
【サブタイトル】
心の深みやこころの多様性に寄り添い、心の癒しについて探る
【キーワード】
心の世界(意識と無意識)、自分を知る、悩みを上手に聴く方法、癒える力、心の変容や成長、運命との付き合い方、心理テスト、箱庭療法、表現療法、夢分析
Course Overview and Schedule
【講義概要】
 本講義では、臨床心理学の基礎知識を獲得し、そのうえで、心理テストや心理療法演習を行い、自分を知り、他者のへの傾聴や共感を通して、心の深みや心の多様性に触れる。こうした体験演習において、心身の感受性の涵養が心理療法(カウンセリング)の基本にあることを実践してもらう。各自が、自らの研究テーマに関係づけられる、もしくは各自が興味関心をもった心の諸問題をテーマにして発表し、それらの個別事例や体験談に対して、学生同士で対話し、議論することを重視する。自分および他者に対する臨床心理学的な見方や捉え方ができることをめざす。
【講義の進行計画】
当授業は実践的教育に該当する。
1.ガイダンス 本講義の目的と概要説明
2.心とは何か(意識と無意識)
3.心の悩みと見立て・運命との付き合い方
4.心理テストの演習(質問紙法・投影法)
5.箱庭療法の概説
6.箱庭療法の実践
7.箱庭療法の解釈
8.夢分析の概説
9.夢分析の実践
10.夢分析の解釈
11.心理療法とは何か・悩みを上手に聴く方
12.心理療法の事例検討(不登校)
13.心理療法の事例検討(児童虐待)
14.現代社会における心の諸問題と将来への課題
15.まとめと評価(到達度の確認)
単位認定課題
パソコンの利用:資料等を印刷して持参できない場合はパソコンを持参してもよい。
集中講義の場合、第1回〜第5回、第11回〜第15回がオンライン、第6回〜第10回対面式となる予定である(応相談)。履修者は、自宅等でオンライン授業の受講できる通信環境(PCやタブレット等の端末やWi-Fi環境)を整えること。なお、通信環境に不安がある場合は、履修登録前に教員又は学務所管課に相談すること。
In-person/Remote Classification
In-person
Implementation Method and Remote Credit Limit Application
・対面授業のみ
・遠隔授業単位上限の適用を受けない
Uses of Generative AI
Limited permission for use
Precautions for using Generative AI
生成系AIの利用にあたっては『本学の教育における生成AIの取り扱いについて(学生向け)』の記載内容に留意すること。この授業においては、以下の範囲において生成系AIの利用を許可し、これ以外の範囲での利用は禁止する。生成系AIの利用については担当教員の指示に従うこと。教員が認める範囲を超えて生成系AIを利用したことが判明した場合は、単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。生成系AIの出力した内容について、事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記することが重要である。また、生成系AIによる出力結果をそのまま課題・レポートとして提出してはならない。
<利用可の範囲> 講義資料の要約、課題・レポート文案作成(ただし、出典等を確認する)のみ
Textbook
講義時間中および体験演習の際、適宜、プリント資料を配布したり、その都度、参考文献を紹介する
References
井上靖子編(2020)『経験と理論をつなぐ心理学』 八千代出版
井上靖子著(2021)『「母なるものの元型」イメージがもたらす心の変容−事例にみる「二度生まれの心理療法」論』創元社
井上亮著 井上靖子・森岡正芳・濱野清志編(2025)『他界心理学』創元社
氏原寛・小川捷之・東山紘久・村瀬孝雄・山中康裕共編(1992)『心理臨床大辞典』培風館

Contents and Estimated Time for Pre- and Post- Learning (Preparation and Review)
【予習】事前に配布した講義資料等を十分に読み込みをしておく(1h×15回 15h)。なお、各自の研究テーマに絡めた内容でよいので、「心の諸問題とカウンセリング」に関するテーマで30分から40分程度の程度のPPTによる個人発表の時間を予定している。それについて文献等で調べたうえで、PPTの準備、配布資料、レポートの作成を行う(15h程度×1回 15h)。予習には合計30h。
【復習】講義資料をもとに、各自の疑問や意見を相互に発表しあった内容、各講義の内容について疑問点やより詳しく調べたい点について文献等を読み込む(1h×15回 15h)。心理テストおよび心理療法演習(表現療法、箱庭療法、夢分析)のレポート作成(5h×3回 15h)。復習には合計30 h。
Contents of Active Learning
心の深みや心の多様性に寄り添い、心の癒しについて探るには、自分や他者の言語的、非言語的なメッセージに耳を傾け、そこで感じたこと、気づいたことを意識し、必要に応じて共有し、対話や共感を体験することが重要である。そこで、各講義について、自分の感じたこと、気づいたことを表現したり、他者と共有するなどの体験演習を重視する(15回)。ただし、気持ちの許せる範囲でよく、無理に強制するものではない。本人が言いたくないことまで話さなくてもよいので、安心してほしい。心理テスト、表現療法、箱庭療法、夢分析などにおいても、自分の感じたこと、気づいたことを表現したり、他者と共有するなどの体験演習を行う(4回)。
Grading Criteria and Methods
【成績評価の基準】
臨床心理学の基礎知識を取り入れ、人間の心とは何かについて、自らの考えや意見を言葉やイメージで表現できる、心理テストおよび心理療法演習のレポート提出、各自の研究テーマに絡めた内容でよいので、「心の諸問題とカウンセリング」に関するテーマで、パワーポイント等を用いた発表を行い、単位認定試験課題レポートを提出した者に単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する能力(知識、思考力、想像力や共感力等)の到達度に応じてS(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
単位認定試験課題のPPT発表およびレポート40%、心理テストおよび心理療法演習レポート30%を基準とし、その他30%(演習への取り組み、積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
集中講義の場合も、単位認定試験課題のPPT発表およびレポート40%、心理テストおよび心理療法演習レポート30%を基準とし、その他30%(演習への取り組み、積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。
How to Disclose Assignments and Exam Results
講義毎の学生同士の意見交換や体験演習について教員が適宜、意見や気づきを伝えたりする。
なお、各自の研究テーマに絡めた「心の諸問題とカウンセリング」に関する発表について、教員が適宜、意見や気づきを伝えたりする。
心理テストおよび心理療法演習レポートについては、学生からの要望に応じて、コメントを付して返却する。
なお、集中講義かつオンラインによる講義の場合は、講義毎に、ユニバーサルパスポートから講義に対するコメントを記述してもらい、必要に応じて質問に対する応答を伝えることができる。

Precautions and Requirements for Course Registration
心理テストや心理療法の体験演習についてはその演習の内容とそれについて自己分析した内容を、レポートとして提出する。また、各自の研究テーマに絡めた内容でよいので、「心の諸問題とカウンセリング」に関するテーマで、パワーポイント等を用いた発表を行なうため、その際、テーマに関するパワーポイントの資料などの作成準備をしてもらう。最終的に、発表内容や発表時で討論した内容をもとに、単位認定試験課題レポートを作成して、提出する。
特別な事情がないのに20分以上過ぎての遅刻、途中退席は欠席扱いとなる。欠席の場合は、所定の用紙に理由を記述して提出する。1/3以上の欠席の場合、特別な事情がない限り、原則として単位を認めることが難しい。集中講義で実施した場合は、2から3日はオンライン講義、1日は対面講義となるので、半日以上休むと不可になる。

Practical Education
臨床心理士、公認心理師の資格をもつ教員が、様々な心理療法の演習、相談事例の検討を指導することから、実践的教育に該当する。
Remarks
担当教員は教育、医療、福祉に関連する現場で心理臨床実践研究を行っていることから、実践的教育に該当する。本講義は主として、臨床心理学の専門研究に入るための基礎的知識の習得と臨床実践を行うための基本的態度の育成をめざしている。
In cases where any differences arise between the English version and the original Japanese version, the Japanese version shall prevail as the official authoritative version.