シラバス情報

授業科目名
研究ゼミナール1
(英語名)
Research Seminar 1 (J)
科目区分
専門教育科目
[−]
対象学生
国際商経学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MCA3
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2026年度後期
担当教員
山田 一夫
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
該当なし
オフィスアワー・場所
授業終了後教室にて、またはメールで予約すること。

連絡先
kyamada@em.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
1◎/3◎/2〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
◦近年では、金融危機を分析する上で、行動経済学の視点から考えることは重要である。この演習では行動ファイナンスの基礎に対する理解を深める ことを目的とし、行動経済学の概念やそれを取り巻く課題について論究する。
◦またこの演習に続いて開講される研究ゼミナールIIでは、各自で専門を設定し、研究することになる。
◦選択可能なテーマとしては①行動ファイナンス、②金融危機、③貨幣論、④心理学、⑤コンテンツ産業(ゲーム・アニメ・音楽産業)の分析などを考えているが、受講生と相談しながら決定したい。

【到達目標】
1)行動経済学の基礎理論を説明できること、2)研究ゼミナールIIでの研究テーマを決定できること、である。 
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル: 金融危機を分析するための金融論

キーワード: 行動ファイナンス


講義内容・授業計画
【講義内容】
◦本演習では最初に人工知能(AI)について基本文献を輪読し、レポートの書き方を練習する。
◦次いで行動ファイナンスの基礎となる行動経済学の理論についてテキストを輪読する。

【授業計画】
1.ガイダンス 本演習の目標や概要を説明する。
2.人工知能①(キーワード: マーケティングにおけるAI)
3.人工知能②(キーワード: 会計業務におけるAI)
4.人工知能③(キーワード: データビジネス)
5.人工知能④(キーワード: ベーシックインカム)
6.行動経済学(テキスト第1章 キーワード: 損失回避)
7.因果分析(テキスト第2章 キーワード: データ、実験、再現性)
8.経済モデル分析(テキスト第3章 キーワード: 効用関数、社会的選好、時間選好)
9.期待効用理論とプロスペクト理論(テキスト第4章 キーワード: 価値関数)
10.現在バイアスとコミットメント
   (テキスト第5章 キーワード: 割引効用モデル、時間整合性、現在バイアス、先延ばし行動)
11.社会的選好(テキスト第6章 キーワード: 独裁者ゲーム、最後通牒ゲーム、公共財ゲーム)
12.限定合理性(テキスト第7章 キーワード: 認知バイアス、代表性ヒューリスティックス、アンカリング)
13.ナッジ(テキスト第8章 キーワード: プライミング、スラッジ)
14.ビジネスへの応用(テキスト第9章 キーワード: 寄付、口コミ)
15.まとめと評価(到達度の確認)

※ スケジュールと内容は変更になる可能性があります。
※ パソコンの利用:使用しない。

対面・遠隔の別
対面
実施方法及び遠隔上限適用対象の別
◦対面授業のみ
◦遠隔授業単位上限の適用を受けない
生成AIの利用
利用する場面を限定し許可
生成AI注意点
◦生成AIの利用にあたっては『本学の教育における生成AIの取扱いについて(学生向け)』の記載内容について留意すること。
◦この授業においては、以下の範囲において、生成AIの利用を許可し、これ以外の範囲での利用は禁止する。
◦生成AIの利用については担当教員の指示に従うこと。
◦教員が認める範囲を超えて生成AIを利用したことが判明した場合は、単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
◦生成AIの出力した内容について、事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記することが重要である。
◦また、生成AIによる出力結果をそのまま課題・レポートとして提出してはならない。

<利用可の範囲>
◦講義資料の要約、資料収集および要約、課題・レポート文案作成、文書の翻訳・校正等
教科書
◦黒川博文 (2024) 『分析者のための行動経済学』 ソシム
(予習・復習やレポート課題などで使用するので、生協などで購入するのが望ましい)


参考文献
行動経済学(行動ファイナンス)
◦筒井義郎他 (2017) 『行動経済学入門』東洋経済新報社
◦無藤隆他 (2018) 『新版 心理学』有斐閣
◦ジェンナイオーリ、シュライファー (2021) 『金融危機の行動経済学:投資家心理と金融の脆弱性』日本経済新聞社
◦池田新介、岡田克彦 (2025) 『金融市場の行動経済学:行動とマーケットに見る非合理性の世界』日本経済新聞出版

エンタテインメント・ビジネス
◦高増明他 (2013) 『ポピュラー音楽の社会経済学』ナカニシヤ出版
◦ハロルド・ヴォーゲル (2013) 『エンタテインメント・ビジネス』慶應義塾大学出版会
◦半澤誠司 (2016) 『コンテンツ産業とイノベーション:テレビ・アニメ・ゲーム産業の集積』勁草書房

貨幣論
◦フェリックス・マーティン (2014) 『21世紀の貨幣論』東洋経済新報社

人工知能(AI)
◦ドーアティ、ウィルソン (2018) 『人間+マシン』東洋経済新報社
◦プレヒト (2021) 『デジタル革命で機械の奴隷にならない生き方』日本評論社

他の文献は演習時間中に、適宜、紹介する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】
◦授業に際して指示するテキストの部分を事前読み込み(14回、14h)

【復習】
◦ミニレポート作成(14回、14h)、演習内容の理解を深め定着させるためにテキストや資料を読み直し(14回、14h)、最終レポート作成(18h)


アクティブ・ラーニングの内容
◦演習終了後、毎回ミニレポートを提出してもらう。
◦次の演習で講評を行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
◦行動経済学の基礎理論を説明できる者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
◦最終レポート50%(ミニレポート10%を上限として最終レポートに加味する)、プレゼンテーション50%を基準として、受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する。


課題・試験結果の開示方法
◦ミニレポートは、注意点などを次の演習の中で紹介しながら講評する。
履修上の注意・履修要件
①ミクロ経済学入門とマクロ経済学入門を履修済みであること。
②レポートの書き方については、下記の参考文献に従って作成してください。
 表紙については履修の手引きの該当箇所を参照してください。
 レポートで剽窃が発覚した場合は0点となるので注意してください。

◦沼崎一郎 (2018) 『はじめての研究レポート作成術』岩波ジュニア新書
実践的教育
該当しない
備考
◦行動経済学に興味を持って演習に参加してください。

◦質問などはユニバーサルパスポートのQ&Aは使わずに、大学から配布されたアドレスからメールを使って送ってください。

英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。