シラバス情報

授業科目名
地域スポーツ推進論 (国商・専門科目)
(英語名)
Promotion and Developmentof Local Sports (J)
科目区分
専門教育科目
対象学生
国際商経学部
学年
2年
ナンバリングコード
KCCBK2MCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2026年度前期
担当教員
伊藤 克広
所属
国際商経学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3/目標11/目標16
オフィスアワー・場所
授業後30分間。研究室(体育館1F)。
連絡先
itokatsu@em.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/1〇/4〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
<講義目的>
 「スポーツは人類共通の文化である」。この言葉はスポーツ基本法に記載されているスポーツの大原則である。スポーツは人類が時代の変化とともに発展・展開させてきた文化であり、世界中どこに行っても「する・みる・ささえる・学ぶ」ことができる、まさに我々の生活に密着した一番身近な文化である。
 近年のわが国のスポーツは転換期を迎えている。2011年にはスポーツ基本法が制定・公布され、2022年にはスポーツ基本計画第3期が発表され、地方自治体においても独自のスポーツ推進政策を発表するなど、スポーツ推進の新たなステージがスタートしている。また、中学校部活動は学校から地域へと実施場所が移ろうとしており、企業スポーツは長引く不況から休部・廃部が相次ぎ、地域クラブやチームとして活動をリスタートするところもある。プロスポーツではプロ野球やJリーグ(サッカー)に加えて新たにBリーグ(バスケットボール)、SVリーグ(バレーボール)、リーグワン(ラグビー)、Tリーグ(卓球)などが設立されている。これらの新しいスポーツリーグは「地域密着」を経営方針に掲げており、チーム名やクラブ名に地域名を冠している。現代社会のスポーツを読み解くキーワードは「地域」、「コミュニティ」である。
 本講義では、まずはスポーツ推進に関連する法律や政策を概観し、次に現代社会におけるスポーツ事象を「地域」、「コミュニティ」をキーワードとして社会学と中心とした社会科学の視点から読み解き、地域スポーツについて次図からの考えや意見を説明できるようになることを目的とする。

<到達目標>
・文化としてのスポーツについて説明すること(知識・技能)。
・現代社会におけるスポーツの機能について説明すること(知識・技能)。
・スポーツについて社会科学(社会学、経済学、経営学等)の視点から理解し、分析すること(知識・技能、思考力、判断力、表現力)。
授業のサブタイトル・キーワード
<キーワード>スポーツ文化、生涯スポーツ、スポーツ法、スポーツ政策、地域スポーツ
講義内容・授業計画
<講義内容>
スポーツに関連する法律や政策について概観し、現代社会におけるスポーツの役割や機能について社会科学の視点から理解を深めていく。講義の前半は我が国や地方自治体におけるスポーツ推進に係る法や政策について概観し、講義の後半は具体的事例を中心に地域スポーツ推進の現状を検証する。

<授業計画>
1.ガイダンス・文化としてのスポーツ:スポーツの歴史と現在。スポーツの様々な形態。
2.現代社会におけるスポーツの機能:先住民とスポーツ。
3.スポーツ関連法:スポーツ基本法、スポーツ基本計画の内容
4.スポーツ行政:スポーツ庁を頂点とする我が国のスポーツ関連組織。
5.地方自治体のスポーツ推進計画1:兵庫県のスポーツ推進計画とその内容。
6.地方自治体のスポーツ推進計画2:様々な自治体のスポーツ推進事例。
7.スポーツ政策:スポーツツーリズム。
8.地域社会とスポーツ:スポーツ社会学からスポーツをみる。
9.スポーツと地域活性化:スポーツを通した地域活性化事例から学ぶ。
10.運動部活動を巡る状況:運動部活動のこれまでとこれから。
11.地域スポーツクラブの育成:地域におけるスポーツ推進の核となる「クラブ」とは。
12.地域スポーツとボランティア:地域スポーツにおけるボランティア。
13.地域スポーツ推進の効果1:スポーツの社会的効果、個人的効果。
14.地域スポーツ推進の効果2:スポーツの社会的効果、個人的効果。
15.講義のまとめ、最終レポート課題の提示
対面・遠隔の別
対面
実施方法及び遠隔上限適用対象の別
・対面授業のみ。
・遠隔授業単位上限の適用を受けない。
生成AIの利用
利用する場面を限定し許可
生成AI注意点
生成AIの利用にあたっては『本学の教育における生成AIの取り扱いについて(学生向け)』の記載内容について留意すること。
本授業においては以下の範囲において生成AIの利用を許可し、これ以外の範囲での利用は禁止する。生成AIの利用については担当教員の指示に従うこと。教員が認める範囲を超えて生成AIを利用したことが判明した場合には単位を認定しない、または認定を取り消すことがある。生成AIの出力した内容について、事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記することが重要である。また、生成AIによる出力結果をそのまま課題・レポートとして提出してはならない。

<利用可の範囲>
講義資料の要約、課題・レポート文案の校正
教科書
特に指定しない。
参考文献
Eiji Ito(2018)「Meaning of Leisure in Japan」(晃洋書房)
石堂典秀・建石真公子(2018)「スポーツ法へのファーストステップ」(法律文化社)
伊藤克広(2019)「地域スポーツクラブの自立と持続可能性」(株式会社ルネック)
ジェームス・ハイアム・トム・ヒンチ(2020)「スポーツツーリズム入門」(晃洋書房)
松橋崇史・高岡敦史(2019)「スポーツまちづくりの教科書」
水上博司・谷口勇一・坂田雄介・迫俊道・荒井貞光「スポーツクラブの社会学2020」
スポーツ問題研究会(2018)「Q&Aスポーツの法律問題」
高松平藏(2020)「ドイツの学校にはなぜ『部活』がないのか」(晃洋書房)
内田良(2017)「ブラック部活動」(株式会社東洋館出版社)
早稲田大学スポーツナレッジ研究会・公益財団法人笹川スポーツ財団(2019)「スポーツと地域創生」
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
予習:講義に際して事前にユニバーサルパスポートに掲示する資料を読み込む(30h)。
復習:小レポートの作成(5回、10h)。講義内容の理解を深めるために講義資料の読み直し(30h)。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
<成績評価の基準>
文化としてのスポーツを理解し、地域スポーツの現状と今後について考察できる者については、講義目的および到達目標に記載の能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価を行い、単位を付与する。

<成績評価の方法>
講義時間に実施する小レポート等(45%)、最終レポート(55%)によって総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
小レポートについては、優れていると判定した内容のものを講義の中で紹介し、解説する。

履修上の注意・履修要件
予習と復習を行い、毎回の講義に出席すること。
実践的教育
該当しない。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。