シラバス情報

授業科目名
宗教学 (B)
(英語名)
Philosophy of Religion
科目区分
全学共通科目
対象学生
全学部(全学共通科目、教職課程科目、副専攻科目)
学年
1年
ナンバリングコード
IA9991GCA1
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2026年度前期
(Spring semester)
担当教員
大島 智靖
所属
非常勤講師
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標4
オフィスアワー・場所
授業後、教室にて。
連絡先
tak99heritage@gmail.com

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
全学DP
1-1◎/1-2〇
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
現代に生きる私たちを取り巻く死生観は、多様な宗教思想を基盤としている。なかでもインドで生まれた仏教は日本人の精神性に大きな影響をもたらした。本講義は、3000年に及ぶインド宗教の歴史において仏教がいかなる価値を持っているかについて、原典を鑑賞しつつ、読み解くことを目的とする。インド宗教という豊饒な実例を通して、そのエッセンスを各自が自分の感性で抽出し、「宗教学」へと昇華させればよい。私たちが普段の生活で何気なく受け入れている死生観を、他国・他民族の諸宗教及び価値観の中の死生観と比較することによって[再]点検・[再]評価できるようになり、最終的に自身の「終活」の実践に応用できることを目標とする。
授業のサブタイトル・キーワード
サブタイトル:古代インド宗教入門:「わたし」はどこから来てどこへ行くのか?
キーワード:宗教、インド・アーリヤ人、ヴェーダ、ブラーフマナ、ウパニシャッド、ヒンドゥー教、ジャイナ教、ゴータマ・ブッダ、パーリ仏教、アビダルマ仏教、論理学、大乗仏教、お経、中国仏教、日本仏教、魂、いのち、我、アートマン、ブラフマン。
講義内容・授業計画
講義内容
 仏教とは何か。そのために知るべき、古代インドの仏教以前の宗教であるヴェーダ(婆羅門教)及び姉妹宗教のジャイナ教を概説し、人類の精神史において仏教がいかなる特徴と価値を持つかを解説する。次いで、仏教がいかなる変容を遂げて日本に入ってきたか、そして日本でいかなる発展を遂げたかを確認する。その後、アジア諸国においてどのように浸透したかを解説する。

授業計画
第 1回 ガイダンス 人間と宗教
第 2回 古代インド・アーリヤ人とインド宗教の捉え方(1)
第 3回 古代インド・アーリヤ人とインド宗教の捉え方(2)
第 4回 人間と神々の世界—リグヴェーダ讃歌(1)
第 5回 人間と神々の世界—リグヴェーダ讃歌(2)
第 6回 祭祀に操られる宇宙—儀礼と神話の解釈学(1)
第 7回 祭祀に操られる宇宙—儀礼と神話の解釈学(2)
第 8回 人間存在の探究—ウパニシャッドの哲学(1)
第 9回 人間存在の探究—ウパニシャッドの哲学(2)
第10回 ジャイナ教とパーリ仏教(1)
第11回 ジャイナ教とパーリ仏教(2)
第12回 初期仏教から大乗仏教へ
第13回 インド大乗仏教の展開
第14回 インド大乗仏教の哲学
第15回 まとめ(私たちの社会と宗教)及びレポート作成の指南
対面・遠隔の別
対面(配信元)
実施方法及び遠隔上限適用対象の別
・対面授業のみだが、他キャンパスへ授業内容を同時配信
・遠隔授業単位上限の適用を受けない
生成AIの利用
全面的に許可
生成AI注意点
現時点で、まだまだAIはサンスクリット語を完全に読解することはできず、日進月歩で学習が進んではいるものの、大胆なハルシネーションを起こすことも少なくありません。生成されたものをいかに吟味できるか、が問われる状況はもうしばらく続くでしょう。
教科書
授業中に提示するパワーポイントスライド(PDF形式)と講読資料(PDF形式)を毎回UNIPA上で配信。
参考文献
八木誠一『宗教とは何か 現代思想から宗教へ』法蔵館文庫、2020年。
上村勝彦・宮元啓一編『インドの夢・インドの愛—サンスクリット・アンソロジー』春秋社、1994年。
辻直四郎『インド文明の曙—ヴェーダとウパニシャッド—』岩波新書(青版D 12)、岩波書店、1967年。
服部正明『古代インドの神秘思想』講談社学術文庫、2005年(原版1979年)。
長尾雅人他編、『岩波講座東洋思想』1−3(インド思想)、8−10(インド仏教)、岩波書店、1988−1989年。
パーリ仏典および大乗仏典の日本語訳多数。

事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】講読資料の事前読み込み、バックグラウンドの学習:読書、WEB検索(2h)×15週。
【復習】授業で扱ったトピックやキーワードの調査:読書、WEB検索(1h)、講義内容や講読資料の感想・評論の作成(1h)×15週。
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない。
成績評価の基準・方法
成績評価の基準
ヴェーダとパーリ仏教・ジャイナ教及びインド大乗仏教の宗教思想史を講義に沿って正しく理解した者に単位を授与する。講義目的・到達目標に記載する内容の到達度に応じてSからCまで成績を付与する。

成績評価の方法
授業の内容と感想をまとめたレポート60%、受講態度と意欲(主に質問)40%を基準として総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
最終レポートについて、特に優れたものにはユニバーサルパスポートのクラスプロファイル機能を使って講評を返すことがある。

履修上の注意・履修要件
興味が無い学生は履修しないこと。講読資料はじっくりと読解・解説するので、必ずプリントアウトするかタブレット等で手元に用意し、ノート・メモを取りながら聴講すること。
資料は難解のものが多いので、よく予習・復習することを推奨する。

履修定員を100名とし、定員を超えた場合はランダム抽選をする。
実践的教育
該当しない。
備考
出席は取りません。気軽に覗いてください。

授業スライドPDFは毎回配信します。予定では第3回あるいは第4回から講読資料を配信します。

講読資料は古代インド宗教文献の日本語訳ですが、専門用語のオンパレードです。この読解・解説が中心となるので各自プリント・アウトするかタブレット等で手元に用意して、しっかり目で追いながら聴講してください。その際、常にノート・メモをして整理・復習し、理解に努めてください。


英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。