シラバス情報

授業科目名
がん治療看護実習Ⅱ
(英語名)
Oncology Nursing Practium on Curactive Aspect Ⅱ
科目区分
領域別専門科目
対象学生
看護学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
ANNMN5MCA5
単位数
2.00単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
実習 (Practical Training)
開講時期
2026年度後期
担当教員
川崎 優子、内田 恵
所属
看護学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
実習期間中・昼休み・研究室
連絡先
実習ガイダンスの際に提示する

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
3◎/6◎/7◎
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
 がん治療中・治療後の症状マネジメント、緩和医療において、⾝体管理⽅法と治療を遂⾏するために必要な看護⽀援について、卓越した臨床判断能⼒や直接ケア能⼒を養う。

【到達目標】
 1.症状緩和のための治療を受けているがん患者について、⾝体管理⽅法やアセスメント能⼒を理解し実践することができる。
  ・痛みおよび主要な身体症状について、病態・治療反応・副作用をふまえて評価し、症状緩和方針の妥当性と再調整の必要性を説明できる。
  ・患者・家族の価値観や意向を踏まえ、治療・ケア目標の調整過程に参加し、意思決定の流れと判断を説明できる。
  ・医師・多職種と協働し、薬物療法・非薬物療法を用いた症状緩和の実施・評価が行える。
 2.がん治療の臨床状況に応じて、医学的根拠と患者の価値観・生活を統合した臨床判断を行い、多職種と協働して治療と生活の両立を支える高度実践看護について説明できる。
授業のサブタイトル・キーワード
キーワード:がん看護、高度実践看護、緩和医療
講義内容・授業計画
【講義内容】
 緩和医療に関わる⾼度な⾝体管理能⼒や臨床判断能⼒を養う。また、当該領域において治療を遂⾏するために必要な技術に習熟する。

【授業計画】
緩和医療の領域において、集中的に訓練を⾏う。
※緩和医療専門の医師、認定看護師、専門看護師のもとで、以下の点において卓越した臨床判断能力や直接ケア能力を養う。
 1.包括的症状アセスメントと臨床判断:主要身体症状の包括的評価、症状の原因鑑別および検査・治療介入の必要性判断、症状の優先順位と症状緩和方針の立案
 2.症状マネジメント(薬物療法・非薬物療法)の実践:薬物療法(オピオイド・補助薬)の選択・調整の理解、副作用評価および薬物・非薬物療法による対応、医師との協議による症状緩和方針の調整
 3.治療目標・ケア目標の調整と意思決定支援:病状・予後理解に基づく治療段階の判断、治療継続から緩和医療への移行支援、ACPを含む意思決定支援
   4.終末期ケア:終末期症状の予測と苦痛緩和対応、看取り期のケア、家族の心理的反応・悲嘆への支援
   5.チーム医療・倫理的課題への対応と実践の統合:緩和ケアチームにおける多職種協働、鎮静・治療中止等の倫理的課題対応、振り返りによる実践統合と判断の言語化

[実習方法]
  • 当該領域の患者群に多く出会えるフィールドに出向き、1から2回/週の割合で実習を⾏う。
  • 専⾨医の診察・回診・カンファレンス場⾯等への同席、がん看護専⾨看護師と専⾨医の協働場⾯をシャドーイングする。
  • 身体診察所見、検査指示、必要な医療処置について判断した内容について、担当医師からスーパーバイズを受けながら実習を進める。
  • 実習記録をまとめ教員へ提出し指導を受ける。
対面・遠隔の別
対面
実施方法及び遠隔上限適用対象の別
・対面授業のみ
・遠隔授業単位上限の適用を受けない
生成AIの利用
利用する場面を限定し許可
生成AI注意点
生成AIの利用にあたっては『本学の教育における生成AIの取扱いについて(学生向け)』の記載内容について留意すること。
この授業においては、以下の範囲において、生成AIの利用を許可し、これ以外の範囲での利用は禁止する。生成AIの利用については担当教員の指示に従うこと。教員が認める範囲を超えて生成AIを利用したことが判明した場合は、単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。生成AIの出力した内容について、事実関係の確認や出典・参考文献を確認・追記することが重要である。また、生成AIによる出力結果をそのまま課題・レポートとして提出してはならない。
<利用可の範囲>
講義資料の要約、課題・レポート文案作成、文書の翻訳・校正等
教科書
受け持ち患者の状況によって、必要な文献を提示する。
参考文献
・日本緩和医療学会・日本サイコオンコロジー学会・日本サポーティブケア学会等が発刊しているガイドライン
・がんプロオンライン教育プラットホーム(がんプロ全国e-learningクラウド) の各種講義
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】受け持ち患者の状況に関連した資料・文献・ガイドラインを事前読み込み(15h)、プレゼンテーションの準備(15h)
【復習】レポート作成(10回、15h)、実習内容の理解を深め定着させるために臨床状況に応じた資料・文献を読み直し(15h)

アクティブ・ラーニングの内容
実習中は、臨床の専門医やがん看護専門看護師より直接指導を受け、ディスカッションを行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
 到達目標に挙げた知識修得、臨床判断能力、看護実践能力の状況を評価するため,実践内容、実践レポートの内容に基づき、S(90点以上)、A(80 点以上)、B(70 点以上)、C(60 点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】
 実践60%、レポート40%、を基準として、カンファレンス、ディスカッション、実習態度を含めて総合的に評価する。
課題・試験結果の開示方法
実習期間中は、専門医やがん看護専門看護師より、適宜コメントを頂く。
実習記録内容について、指導教員が適宜コメントを返す。
最終レポートについては、指導教員より直接フィードバックを行う。
履修上の注意・履修要件
課題に応じた資料を適宜活用し、思考を深めながら実習を展開すること。

実践的教育
がん診療連携拠点病院に勤務する専門医、がん看護専門看護師などのもとで実習を展開し、具体的事例について議論を交えた討議を行うことより、実践的教育に該当する。
実習レポートをもとに、がん看護の実務経験を有する教員がスーパーバイズを行い、緩和医療における高度実践看護の意義や実践能力について理解を深めることより、実践的教育に該当する。
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。