シラバス情報

授業科目名
助産診断技術論演習
(英語名)
Practice of Maternal Care
科目区分
専門教育科目
対象学生
看護学部
学年
4年
ナンバリングコード
ANNBN4MCA3
単位数
2.0単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
演習 (Seminar)
開講時期
2026年度前期
担当教員
岡邑 和子、相澤 千絵、鈴木 典子
所属
看護学部
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標3
オフィスアワー・場所
教員研究室
事前にメールで予約を取ってください。
連絡先
相澤 chie_aizawa@cnas.u-hyogo.ac.jp
岡邑 kazuko_okamura@cnas.u-hyogo.ac.jp
鈴木 noriko_suzuki@cnas.u-hyogo.ac.jp


対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
3◎/4◎/6〇
研究科DP
全学DP
教職課程の学修目標

講義目的・到達目標
【講義目的】
妊娠・分娩・産褥期における女性の身体的な変化、心理・社会的変化を理解し、助産過程の展開に必要なアセスメント及び援助技術の具体的方法を学ぶ。
本演習には受胎調節実地指導員認定講習の内容を含んでいる。

【到達目標】
1)アセスメントに基づいた援助を行うための基礎技術を実施できる。
2)妊娠・分娩・産褥期の女性と家族、胎児、新生児の健康状態のアセスメントに基づく援助技術を実施できる。
3)妊娠・分娩・産褥期の模擬事例に対して必要な知識を用いて教育的な支援ができる。
4)分娩期の模擬事例に対する助産過程の展開ができる。
5)異常発生時の母子への介入に係る手技を実施できる。
授業のサブタイトル・キーワード
分娩介助技術、妊娠期の助産技術、新生児蘇生法、分娩期の助産過程、保健指導
講義内容・授業計画
【講義内容・授業計画】
当該授業は実践的教育に該当する。
本演習では、妊娠・分娩・産褥期および新生児期における助産過程の展開に必要なフィジカルアセスメントおよび具体的な援助技術の方法を学ぶ。演習で学ぶ援助技術は、助産実習で必須となる基礎的技術である。

1・2回 ガイダンス、分娩介助技術①
本演習の概要や展開についてのガイダンスを受ける。分娩介助手順を確認し、分娩介助手順の「1.分娩室の準備」「2.清潔操作への準備」「3.分娩野の作成」をグループで順番に実施する。
3・4回 分娩介助技術②
分娩介助モデルを用いて、分娩介助手順「1.分娩室の準備」から「7.分娩後の産婦の観察」までの一連の流れを実施する。
5・6回 分娩介助技術③/分娩期の助産技術①
分娩介助モデルを用いて、分娩介助手順「3.分娩野の作成」から「7.分娩後の産婦の観察」までの一連の流れを実施する。胎盤モデルを用いて胎盤計測の実施を行う。
7・8回 分娩期の助産技術②:分娩後2時間のケア、内診、産痛緩和
分娩2時間後のケア(2時間値の測定、点滴挿入中の更衣、帰室援助)、産痛緩和、内診について実施する。分娩2時間後のケアや産痛緩和は学生同士で実施し、内診は内診モデルを用いる。
9・10回 妊娠期のフィジカルアセスメントと助産技術:妊婦健康診査、NSTの装着、乳房の観察
妊婦腹部触診モデルを用いた妊婦健康診査(レオポルド触診法、子宮底及び腹囲測定、ザイツ法、胎児心音聴取)の実施、NSTの装着とその判断、乳房の観察とケアを実施する。
11・12回 分娩介助技術④
分娩介助手順に基づき分娩介助を実施する。人工破膜や臍帯巻絡時の介助を実施する。
13・14回 分娩期の事例展開①
分娩期の模擬事例に対する分娩第1期の助産過程を展開し、必要なケアを立案する。
15・16回 分娩期の事例展開②/分娩介助技術⑤
分娩期の模擬事例に対する分娩第2期以降の助産過程を展開して必要なケアを立案し、分娩介助を実施する。
17・18回 保健指導① 家族計画
『助産診断技術論Ⅱ』で提示された模擬事例に対して、グループで指導案を立案し、ロールプレイングで発表する。発表後は、実施内容についてディスカッションを行う。
19・20回 新生児期のフィジカルアセスメントと助産技術:新生児蘇生法、出生直後の新生児ケア
新生児蘇生人形を用いた新生児蘇生法と出生直後の新生児のケア(全身観察・身体計測・処置)を実施する。
21・22回 分娩期の事例展開③
分娩期の模擬事例に対する分娩第1期の助産過程を展開し、必要なケアを立案する。
23・24回 分娩期の事例展開④/分娩介助技術⑥
分娩期の模擬事例に対する分娩第2期以降の助産過程を展開して必要なケアを立案し、分娩介助を実施する。
25・26回 分娩介助技術⑦
模擬事例に対する分娩介助を実施する。
27・28回 保健指導② 分娩準備教育
『助産診断技術論Ⅰ』で検討した分娩準備教育(集団指導)の企画書をもとに、グループ毎にロールプレイングで発表する。発表後は、実施内容についてディスカッションを行う。
29・30回 保健指導③ 産褥指導
『助産診断技術論Ⅱ』で提示された産褥期の模擬事例に対して産褥指導を実施する。

※この科目は毎週4コマ実施するため、授業期間は定期試験を含めて4月〜6月となる。
対面・遠隔の別
対面
実施方法及び遠隔上限適用対象の別
対面
・対面授業のみ
・遠隔授業単位上限の適用を受けない
生成AIの利用
利用する場面を限定し許可
生成AI注意点
生成AIの利用にあたっては、「本学の教育における生成AIの取扱いについて (学生向け)」の記載内容について留意すること。利用そのものには制限を設けないが、生成AIによる出力結果をそのまま課題レポートとして提出してはならない。生成AIが出力した内容については事実関係を確認し、どのようにAIを用いたのかや出典・参考文献等をレポートに明記すること。教員が認める範囲を超えて生成系AIを使用したことが判明した場合は、単位を認定しない、または認定を取り消すことがある。
教科書
堀内成子, 片岡弥恵子 (編). 助産学講座5 助産診断・技術学Ⅰ, 第7版, 医学書院
我部山キヨ子, 武谷雄二 (編). 助産学講座6 助産診断・技術学Ⅱ[1]妊娠期, 第6版, 医学書院
我部山キヨ子, 藤井知行 (編).  助産学講座7 助産診断・技術学Ⅱ[2]分娩期・産褥期, 第7版, 医学書院
石井邦子, 廣間武彦 (編). 助産学講座8 助産診断・技術学Ⅱ[3]新生児期・幼児期, 第6版, 医学書院
仁志田博司 (編).  新生児学入門第6版, 医学書院
我部山キヨ子, 大石時子. アセスメント力を磨く助産師のためのフィジカルイグザミネーション第2版, 医学書院
NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会 (編).母乳育児支援スタンダード第3版, 医学書院
参考文献
竹田省, 高橋眞理 (編) 2016. CG動画で分かる!分娩の仕組みと介助法
ガイダンスで配布する分娩介助手順と分娩介助技術動画 その他、授業で適宜提示する。
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
助産診断技術論Ⅰ・Ⅱの講義で学んだ内容をもとに事前・事後学習を行うこと。事前事後学習に要する時間は120分程度とする。
演習計画は当該演習以前の講義・演習内で配布し、事前学習と事後学習を提示する。提示された事前学習を必ず行ってから演習に臨むこと。
分娩介助技術については、助産師養成課程作成の分娩介助手順と分娩介助技術動画を事前に配布する。事前学習として手順を読み、動画を視聴しておくこと。
アクティブ・ラーニングの内容
事前に自己学習した内容を演習で実施する。
演習は3〜5名程度の小グループで行い、各グループに教員1名が入り、学生の疑問や実践状況に合わせた指導を行う。
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
妊娠・分娩・産褥期の女性と家族、胎児、新生児の健康状態のアセスメントに基づく援助技術を理解し、それらの技術を実施できた者については、講義目的・到達目標に記載する能力(知識・技能、思考力、判断力、表現力等)の到達度に基づき、S(90点以上)、A(80点以上)、B(70点以上)、C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。

【成績評価の方法】

本演習においては、2/3以上の出席を求める。
2回の試験 (中間技術試験:5月12日、期末技術試験:6月30日) の得点(90%)と、授業課題や授業中の積極的な発言・質問なども含めた授業への取り組み(10%)を基準として、総合的に判断する。

課題・試験結果の開示方法
事前課題には演習内で助言し、学生の作成した記録物は直接コメントを付して学生に返却する。
試験結果は学生に個別に伝える。
履修上の注意・履修要件
助産師養成課程履修学生の必修科目である。
演習計画に記載した事前・事後課題については「講義内容・授業計画」に記載したテキスト等を用いて十分な予習・復習を行って演習に出席すること。
実践的教育
助産師及び受胎調節実地指導員の資格を有する教員が実務経験をふまえた演習実施を通して、具体的な実践技術の指導を行うことから、実践的教育に該当する。
備考
指定規則に定める別表の種類とそれぞれの別表で定める教育内容のうち、当該科目で教授する教育内容
別表2(助産師課程):助産診断・技術学
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