シラバス情報

授業科目名
熱化学
(英語名)
Thermochemistry
科目区分
化学分野科目
対象学生
工学部/工学研究科
学年
1年
ナンバリングコード
HETMA5MCA1
単位数
2単位
ナンバリングコードは授業科目を管理する部局、学科、教養専門の別を表します。詳細は右上の?から別途マニュアルをダウンロードしてご確認ください。
授業の形態
講義 (Lecture)
開講時期
2026年度前期
担当教員
山本 宏明、野﨑 安衣
所属
工学研究科
授業での使用言語
日本語
関連するSDGs目標
目標9
オフィスアワー・場所
山本:月曜10:30〜12:00・書写C503室
野﨑:木曜10:30〜12:00・書写C505室
連絡先
山本:hyama@eng.u-hyogo.ac.jp
野﨑:nozaki@eng.u-hyogo.ac.jp

対応するディプロマ・ポリシー(DP)・教職課程の学修目標
二重丸は最も関連するDP番号を、丸は関連するDPを示します。
学部DP
研究科DP
2◎/1〇
全学DP
教職課程の学修目標
目標1:磨き続ける力

講義目的・到達目標
【講義目的】材料の製造プロセスやリサイクルプロセスを構築する能力を養う上で、熱力学諸量を用いて平衡論的あるいは速度論的な観点から、諸条件を考察することは重要である。本講義では、平衡論的観点から、熱力学法則に基づく計算や化学平衡に関する理解を深め、熱量計法や起電力法による熱力学諸量の測定や、活量や化学ポテンシャルの計算、化学平衡図の作成について解説する。また、速度論的観点から、反応速度論や触媒化学を交えての解説を行うことで、効率の良い材料設計プロセスを創成する基礎を養う。

【到達目標】熱力学諸量を活用し、化学平衡の概要を説明することができる者、化学平衡図を作成することができ、その化学平衡図の意義や利用を説明できるようになること、材料創製プロセスを構築できるようになること。
授業のサブタイトル・キーワード
講義内容・授業計画
【講義内容】標準生成ギブズエネルギーなどの熱力学的諸量を用いて,化学反応や平衡反応の反応性を考察すること、またポテンシャル図や状態図などの化学平衡図を作成することは、材料の製造プロセスを考えた、リサイクルプロセスを構築する上で重要である。本講義では、熱力学的な計算方法や化学平衡に関する理解を深めることを目的とし、熱量計法や起電力法による標準生成ギブズエネルギーの決定に関する研究や、活量や化学ポテンシャルの計算、化学平衡図の作成について解説する。さらには、化学反応において目的となる材料を創製する熱力学的条件を求める方法を学修させる。熱力学だけでなく反応速度論や触媒化学を交えての解説により、最もエネルギー効率の良い材料創製プロセス設計の条件決定法を理解させる。

【授業計画】
第1回:ガイダンス 物理化学に関する基礎的事項の復習
第2回:熱力学諸量データベースの利用〜エリンガム図の作成と活用〜
第3回:反応進行度と化学平衡〜圧力・温度依存性〜
第4回:熱力学諸量の測定
第5回:熱力学諸量の活用〜活量・平衡酸素分圧〜
第6回:熱力学諸量の活用〜組成—酸素ポテンシャル図の作成〜
第7回:熱力学諸量を用いた材料設計
第8回:化学反応に伴うエネルギー変化①(標準生成エンタルピーと反応エンタルピー)
第9回:化学反応に伴うエネルギー変化②(室温以外での反応エンタルピー、反応エントロピー)
第10回:固体表面における気体の吸着と化学反応
第11回:反応のエネルギーと反応座標(結合解離過程と活性化過程)
第12回:拡散律速反応と熱化学から次元解析への応用
第13回:反応速度論(衝突論、反応速度と濃度、反応速度と温度)
第14回:平衡と触媒反応速度(平衡転化率と触媒反応転化率)
第15回:触媒作用のエネルギー的側面

※定期試験は実施しない
※パソコンの利用:講義資料の閲覧に使用しても可
対面・遠隔の別
対面
実施方法及び遠隔上限適用対象の別
・対面授業のみ
・遠隔授業単位上限の適用を受けない
生成AIの利用
完全に禁止
生成AI注意点
この授業においては、生成AIの利用を禁止している。授業内での利用は厳禁であり、違反したことが判明した場合は単位を認定しない、又は認定を取り消すことがある。
「生成AIの利用にかかわらず『本学の教育における生成AIの取扱いについて(学生向け)』の記載内容について留意すること。」
教科書
各回の講義内容で使用するスライドを講義資料として,ユニバーサルパスポートからダウンロードできるようにする
参考文献
「アトキンス 物理化学(下)第10版」P. W. Atkins、J. de Paula 著、東京化学同人
「化学熱力学」香山滉一郎著、アグネ技術センター
「基礎コース物理化学Ⅳ化学熱力学」中田宗隆著、東京化学同人
事前・事後学習(予習・復習)の内容・時間の目安
【予習】配布講義資料の関連部分の事前読み込み(15 h)
【復習】レポート作成(5回程度、計30 h)、講義内容の理解を深めるため,該当部分の配布講義資料を読み直し(15 h)
アクティブ・ラーニングの内容
採用しない
成績評価の基準・方法
【成績評価の基準】
熱力学諸量の平衡論的利用に関して、化学平衡図の作製やその利用を理解・説明できる者、速度論的観点から触媒化学を理解・説明できる者に対し、その理解度に基づき、S(90点以上),A(80点以上),B(70点以上),C(60点以上)による成績評価のうえ、単位を付与する。
【成績評価の方法】
課題についてのレポートを評価し,受講態度(積極的な質問等)を含めて総合的に評価する.
課題・試験結果の開示方法
レポートの模範解答は次回の講義内で解説・コメントし,最終のレポートについてはユニバーサルパスポートにて模範解答を配布する.
履修上の注意・履修要件
講義内容に該当する箇所に関して,配布資料,参考文献を読んで予習・復習をして講義に出席すること.特にレポート課題を通して講義内容に対する理解を深めること.

実践的教育
該当しない
備考
英語版と日本語版との間に内容の相違が生じた場合は、日本語版を優先するものとします。